社会一般
工藤 保則(著)
四六判 224ページ 並製 定価 2400円+税 ISBN978-4-7872-7478-6 C0076
書店発売予定日 2025年10月10日 登録日 2025年08月29日
落語家にとって「芸」とは何か。人生の歩みがどのように芸に生かされ、芸が磨き上げられてきたのか。落語家一人一人が人生をかける芸の魅力はどこにあるのか。 35年間、落語を聴き続ける社会学者が、落語家の「人生と芸」を軽妙な筆致で描く。 落語の基本的な知識を押さえたうえで、本人や関係者が語る言葉、評論家の文章、通った高座の記憶から、落語家の古今亭志ん朝、立川志の輔、柳家喬太郎、春風亭一之輔、俳優の小沢昭一、講談師の神田伯山のライフヒストリーを丁寧に浮き彫りにする。 古典から新作まで、様々な落語や芸を練り上げる6人に通底する「承知のうえでの野暮」=観客を選ばない芸という側面に光を当て、笑いという希望を多くの人に与える落語家の「人生と芸」の奥深さを描き出す。 【目次】 まえがき 第1章 笑いという希望――落語 第2章 若旦那のキョウジ――古今亭志ん朝 第3章 座布団の上の演劇――立川志の輔 第4章 「間」の可能性――柳家喬太郎 第5章 生活者の了見――春風亭一之輔 第6章 新天地からふるさとへ――小沢昭一 第7章 野暮さえも飼いならす――神田伯山 野暮を承知で――あとがきにかえて