芸術
笹井 祐子(著) / 藤原 成一(著)
A5判 240ページ 並製 定価 2000円+税 ISBN978-4-7872-7438-0 C0070 在庫あり
書店発売日 2021年03月10日 登録日 2021年01月21日
これで絵画の見方/描き方が変わる! 自分を見つめ、社会を問い、ダイナミックで斬新なおもしろい作品で既成の絵画を超える冒険と実験に挑む刺激に満ちあふれた講義。「既成の型を破る自由こそが表現のエネルギーだ」と学ぶワークショップの成果を提示。
絵を描く、とはどういうことか? どうすれば絵画で自分を表現できるのか? いま氾濫している通俗的なおもしろさは、発信者が満足しているものが多い。危険なもの、怖いものと対峙しておもしろさの核に迫り、心身に響く爆発力を見いだすこと、そこに真の表現と作品が約束される。 表現とは自分そのものを問いかけること。社会や歴史のなかの自分を把握し、自信をもって自分を表出する行為である。土台になる社会や歴史を知って、通俗性や既成のものを拒絶し、自分を賭けた冒険と実験にどのようにして挑みつづけるのかをレクチャーする。 自分に、社会に、歴史に、芸術に対して、新しい知覚、感性、発想を問いかけ、絵画を描くダイナミズムを身に付けるワークショップの成果をまとめた一冊! 実作を多数所収。
はじめに――冒険へ、実験へ、表現へ 第1部 絵画世界へ――さあ、ファインアートへ 1 表現するということ 2 絵画の無限の世界へ 3 絵画が開く表現宇宙へ 第2部 絵画表現へ――絵画を生み出す基本の力 4 素材との共演、技術との協働へ 5 点・線・形・面の刷新へ 6 色彩が生み出す小宇宙へ 7 イメージのグラウンドへ 8 モチーフからテーマへ 第3部 自分の世界へ――さあ、実作へ、自分へ 9 自分と向き合い、自分を表現しよう 10 自分を解放し、表現世界を広げよう 11 イメージからイリュージョンへ展開しよう 第4部 現実社会へ――外部に向かって表現しよう 12 現実と向き合い変革を試みよう 13 「美」から「真」へ、美術を変えよう 14 外に出て、環境アートを試みよう 15 社会に呼びかけ現実へ発信しよう 16 スタイルをつくろう、スタイルを壊そう 第5部 実験工房へ――さあ、ワークショップへ 参考文献 おわりに――充実のコミュニケーションへ 略紹介つき人名索引
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