芸術
西垣 仁美(著) / 藤原 成一(著)
A5判 228ページ 並製 定価 2000円+税 ISBN978-4-7872-7426-7 C0072 在庫あり
書店発売日 2019年11月26日 登録日 2019年10月09日
なぜ/何を/どう撮るのか――写真を生き生きとした表現の手段として時代に正面から向き合って撮ることで自分を高めて社会にインパクトを与えるために、撮影の基本の考え方と姿勢に基づいて応用力を展開し、写真の方向性を示す。写真をリフレッシュする!
スマホを代表格に「誰もが簡単に写真を撮れる」手段にあふれている現在、写真を手段にして表現するということは、どういう意味をもつのだろうか。 写真の再現力と記録力、情報力と報道力をフルに使って、何を、どのように撮ればいいのか。文字や言語では表せないアートや価値観、社会の現実や時代の横顔を、写真でどう表現し、切り取るのか。 〈いま・ここ〉という社会と時代に向き合うための心構え、押さえておきたい基礎的な事項、をていねいに説明する。世界にインパクトを与えた著名な写真家の表現への思いを解きほぐし、同時に現代思想もわかりやすく織り込んで、写真を撮ることの楽しみとダイナミズムを講義する。 著名な写真家の作品30点を所収する「写真で表現するためのアイデアを示す入門書」。
はじめに――さあ、スタート 第Ⅰ部 基礎表現力 1 写真表現のユニーク性 2 写真が向き合った時代 3 時代と社会のただなかで 4 現代はどういう時代か 5 現代における写真の力 6 再現力・実証力 7 記録力・記憶力 8 情報力・報道力 9 観察力・描写力 10 抽象力・象徴力 第Ⅱ部 応用実践力 11 リアルからイメージへ 12 イメージを豊かにする 13 メディア時代への対応 14 自分スタイルを作る 15 フォトリテラシーとは 16 喚起力・物語力 17 美化力・異化力 18 透視力・解読力 19 自画力・遊戯力 20 コミュニケーション力 参考文献 おわりに――さあ、フィールドへ 略紹介つき人名索引
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