芸術
許 光俊(編著) / 鈴木 淳史(編著)
A5判 192ページ 並製 定価 1600円+税 ISBN978-4-7872-7266-9 C0373 在庫あり
奥付の初版発行年月 2009年05月 書店発売日 2009年05月16日 登録日 2010年02月18日
指揮者がタクトを振り上げた瞬間(生)から終わり(死)へと突き進んでいく。音楽とは、終わりを望みながら音という生に踏みとどまる、矛盾そのものである。それを音楽家はどうとらえてどのように描いてきたのか。生と死をめぐる特集ほか、刺激的エッセー多数。
特集 クラシックと死 死を予感する演奏、予期せぬ死に遭遇した演奏――「名盤・奇盤の博物学」番外篇として 竹内貴久雄 「死の練習」としてのクラシック 梅田浩一 『亡き子を偲ぶ歌』 須永恆雄 歌劇『津山三十人殺し』上演史 鈴木淳史 白バラ団奇譚 許 光俊 鼎談 撃論 語って砕けろ!――レーベルのお仕事 鈴木淳史/斎藤啓介/許 光俊 最近のクラシック万華鏡 円熟しない指揮者たち 平林直哉 最近聴いた演奏会からいくつかの感想 鈴木淳史 くらせらへようこそ!第4回 まつもとだいすけ 連載 ヒストリカル獣道(4) フルトヴェングラー、奇々怪々の『第九』 平林直哉 未来のクラシック(4) 未来のコンサートホール 許 光俊 妄想帝国大劇場(3) オペラ・バレエ『清水かつらの第一の冒険』 片山杜秀 車輪の上(4) 自転車はヴィオラである 鈴木淳史 究極邪悪、クラシックでポン!(4) ロンドンで気分はロンロン!の巻 許 光俊 反時代的クラシックのススメ(4) ヴィスコンティの『神々の黄昏』3――「愛の断念」の意味するもの 梅田浩一 お杉のどくだみの詩(4) 花散る乙女たち、嗚呼、女体は哀し 杉本のりひこ 乙女ライターMのひみつ日記(4) その執事、傾聴 高野麻衣 いまさら維納?(4) 名歌手追悼その2――ピエロ・カップッチッリに捧ぐ1 大前田 青 チェロ曲CD列伝(4) D~E 近藤健児 異稿・編曲CD(4) サン=サーンスとフォーレ 近藤健児 むしもすきずき楽興のとき(4) 死者の書――レーガーの『目覚めよと呼ばわる声す』幻想曲 須永恆雄 イカすぜ! クラシックなやつら――クラシック同志の生態に迫る 大番外篇 聞き手:許 光俊 新宿の仙人 大里俊晴さん 下層民が聴くクラシック 丸茂潤吉
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