宝塚お気楽読本

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宝塚お気楽読本

田中マリコ（著）

四六判　240ページ　並製
定価　1600円＋税
ISBN978-4-7872-7127-3　C0074
品切れ・重版未定

奥付の初版発行年月　2000年06月
書店発売日　2000年06月20日
登録日　2010年02月18日

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本を引用

紹介

71期生4人組、愛華、真琴、稔、轟の同時トップ就任をクローズアップ、『ノバ・ボサ・ノバ』などの再演物考察、春野、朝海、高央ら若手の成長を見守りながら、今後の問題点までもおりこんだ疾風怒濤の4冊目。宝塚歌劇は21世紀にはばたけるか?!

まえがきＤＥ章

I　男役十人衆の章
　「ぷっ」すま。──頼りなブラザーズに花束を　愛華みれ＆匠ひびき
　『夜明けの序曲』再考
　僕らのスーパー・ヒーロー──それは人の目を気にしない　真琴つばさ
　アッチィチィの勝先生──男役ダダイズム　紫吹淳
　華麗なる千成瓢箪（ルビ：せんなりびょうたん）──パイナップル・キング　轟悠
　遅れてきた男──黒田官兵衛、苦笑い　香寿たつき
　ハンプティ・ダンプティ──あるいは、『ドグラ・マグラ』（堂々巡り）のある風景　姿月あさと
　あの人もなれた列伝　和央ようか
　サイコ──考え込みすぎる人　稔幸
　『我が愛は山の彼方に』とは
　サンドイッチの時──LES ANNEES SANDWICHES　絵麻緒ゆう

II　プリンセス・プリンセスの章
　第１講　檀姫様──通勤は鉄ゲタで
　第２講　花總まり──女帝、そのあり方
　第３講　月影瞳──マイ・ファニー・トンミがくるりと輪を描いた？
　第４講　大鳥れい──和物のホッコリ魅力
　第５講　星奈優里──追う女
　プリンセス講座の補習──プリンセス衰弱ギリギリの乙女たち

III　超選抜・あの人、この人、どんな人手帖'99年度版
　若手編
　　春野寿美礼／朝海ひかる／高央りお／朝澄けい／真飛聖／柚希礼音
　涙・涙編
　　千紘れいか／真山葉瑠／音羽椋

IV　ＯＧ注意の章
黒木瞳／涼風真世／真矢みき／幸風イレネ／鳳蘭／安寿ミラ／日向薫／風花舞／紫苑ゆう／白城あやか／麻路さき／麻実れい

V　宝塚問題の章
　万姫の論理、ジュルメールの定理問題
　「はい」は一度でいい問題
　「マリーの姉」問題
　宝塚版「都市伝説」問題
　若手演出家問題
　おパンツ丸見え問題
　「可能性があります」問題

グランド・フィナーレＤＥ章──宝塚歌劇は二十一世紀にはばたけるか!?

前書きなど

「宝塚は会議室でやってんじゃねえ！舞台でやってんだあ!!」
で、このたび、よーやるの四冊目なのだが、今回は二〇〇〇年という記念すべき年に、「祝・七十一期同時トップ就任」という快挙をなしとげた四人プラス二番手をクローズ・アップし、あれこれ掘り下げてみたのと、再演物考察、そして、宝塚問題も織り込みつつ、またもブツブツ書いてみた。ま、そこはお気楽に読んでほしいというもので、あまり深い意味はない。♪人知れず、野辺に咲く小さなヅカ本〜でいいのである。だが、これで私も自分の本性が露出するのだろう。う〜む。マジメくさって日々バカなこと考えているのがバレてしまう。どうしよう。

著者プロフィル

田中　マリコ（タナカマリコ）

1986年、大阪芸術大学美術学科卒業。版画家、作家。宝塚歌劇ミニコミ誌「ＡＳＡＴＯＮ」主宰。著書『宝塚探検隊が行く』『宝塚よ、どこへ行く』『宝塚あいうえお図鑑』（青弓社）。