寺小屋ブックス 08
石田 昌隆(著)
四六判 224ページ 上製 定価 1600円+税 ISBN978-4-7872-7115-0 C0373 品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 1992年03月 書店発売日 1992年03月31日 登録日 2010年02月18日
レゲエ、ダブ、ヒップホップ、トリップホップ、ドラムンベース──進化し変容を遂げる黒いグルーヴを追いかけ、音楽が生まれる現場を旅してきた著者が、そのグルーヴのルーツと魅力を明らかにする。貴重な写真とディスクガイドも収録。
1 音楽に組み込まれたアフリカ起源の遺伝子 (1)マッシヴ・アタックのダウナーなグルーヴが内包する記憶の澱み2 ダブの発見とサウンド・システム (1)キングストンでは路上に向けたスピーカーからレゲエががんがん流れていた (2)ボブ・マーリーが「ノー・ウーマン・ノー・クライ」で歌ったトレンチタウン (3)ナイヤビンギというラスタの宴にアフリカ起源のビートが受け継がれていた可能性 (4)イエローマンによって極められたストリート・ミュージックとしてのレゲエの現場3 在英ジャマイカンとしてのレゲエ (1)アスワドが「アフリカン・チルドレン」で表現したこと (2)フロントラインというロンドンのなかのジャマイカ (3)リントン・クウェシ・ジョンソンは「イングラン・イズ・ア・ビッチ」と朗読した。4 ループするリズム (1)モッシュしてダイヴする白人たちに消費されたフィッシュボーン (2)「ファック・ザ・ポリス」とラップするN.W.A.のリアリティー5 ビートと人種のリミックス (1)グラウンド・ビートにノッて登場したキャロン・ウィラーと「UKブラック」 (2)ダンスホール・レゲエのリディムはリメイクされながら生き延びた6 アフロビートの王国 (1)シュラインでライヴを演りカラクタで瞑想していたフェラ・クティ (2)ジェイムズ・ブラウンのファンクにも認められるアフリカの痕跡7 アフロルーツのブレイクビーツ (1)アンダーグラウンドなパーティーで始まったドラムンベース (2)ブリストル・サウンズはロニ・サイズに行き着いた8 ブラック・ディアスポラ (1)ローリン・ヒルに集約される黒人音楽の沸騰点 (2)ニューヨーNに移住したトリッキーという放浪者
青弓社
品切れ・重版未定