クリティーク叢書 14
リンダ・ニード(著) / 藤井 麻利(訳) / 藤井 雅実(訳)
四六判 320ページ 上製 定価 3000円+税 ISBN978-4-7872-7067-2 C0370 品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 1997年03月 書店発売日 1997年03月01日 登録日 2010年02月18日
性の装置としてのポルノグラフィと美の表象としてのヌード・アート。女性の身体を引き裂く2つのまなざしに潜む文化的再生産の過程を、ファイン・アート、写真、美術批評などの分析をとおして、フェミニズムの立場から解析したアート論。
序第1章 女性ヌードを理論化する 1 女性の身体を枠づける 2 裸とヌードをめぐる言説 3 理想的芸術の研究 4 美学と女性ヌード 5 猥褻と崇高第2章 線を引き直す 1 「傷つけられたヴィーナス」 2 伝統という枠組み(ルビ:フレームワーク) 3 人体を描く実習 4 美術批評と性的隠喩 5 境界を破り開く 6 線を引き直す第3章 文化的差別化(ルビ:ディスタンクシオン) 1 聖なる国境 2 純粋な快と動機づけられた快 3 境界の管制 4 女性の身体の展示 5 エロティック・アート──欲望の枠(ルビ:フレーム)原注図版出典参考文献補論──〈女〉に憑かれたモダニズム──藤井雅実訳者あとがき人名索引
青弓社
品切れ・重版未定