I 小劇場、みんながヒーローの世界──〈自転車キンクリート〉の等身大の演劇若者の演劇に見る「大恋愛」への強い憧れ──大橋泰彦の『ゴジラ』が意味するもの「感動する喜び」を観客に教える──鐘下辰男の「愛」を追求する劇世界「イベント」に群がる若者たち──川村毅と〈第三エロチカ〉の演劇はたちの若者が見た男の生き方──横内謙介の『ジプシー』に現代の若者像を見る「生きのびような。生きて新しい時代見ような」──つかこうへいの復活。『幕末純情伝』家庭の問題に揺れる子供たち──〈二兎社〉の『カズオ』を見る団塊世代のお父さんたちの憂鬱──岩松了と〈東京乾電池〉の芝居を見るII さよなら「騎士」たち──長谷川康夫の『さよなら騎士たち』世界のなかの日本の「位置」を巡って──飯沢匡の『限りなく透明に近い男』若者が「夏の夜の夢」のなかに見たものは──<遊◎機械/全自動シアター>の『ムーンライト』舞台と客席に溢れる淋しい若者たち──じんのひろあきの『我々もまた世界の中心』失われた「幸福」を求めて──大橋泰彦の『昔・むかし・或るところに…』想像力が刺激されたい──三谷幸喜の『ヴァンプショウ』大都会に住む青年の心情がズバリ浮き彫りにされて──〈カクスコ〉の『年中無休』アイスクリームマンに岩松了の芝居は理解できるか?──岩松了の『アイスクリームマン』「惚れて」いても駄目になる恋愛とは?──池田成志の『花のお江戸の法界坊』「劇的興奮」を味わいたい──横内謙介の『陽だまりの樹』終わりのない「芝居」を見る観客たち──〈キャラメルボックス〉の『カレッジ・オブ・ザ・ウインド』あとがき