ディーター・イェーニッヒ(著) / 嶺 秀樹(訳) / 孟 真理(訳) / 大津留 直(訳)
四六判 212ページ 上製 定価 2500円+税 ISBN978-4-7872-7039-9 C0070 品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 1993年05月 書店発売日 1993年05月01日 登録日 2010年02月18日
理論による芸術からの空間の剥奪に抗して──。彫塑性や色彩感という、概念の一般性のなかに包摂しえない個別的なものを、それ自体として把捉し、芸術の空間そのものが設定している運動のあり方を再考する。美学の因習からの脱却。
序1 芸術と現実 (1)建築としての芸術 (2)技術 (3)形象としての芸術2 芸術と空間3 実現──ジョルジュ・ブラックのキュビスムに寄せて (1)芸術におけるアクチュアリティの問題 (2)絵の解明 (3)結語4 肉体感──アントニ・タピエスの作品について5 「芸術作品の根源」と現代芸術 (1)現代芸術と現代 (2)世界の組み立て──表象に抗して (3)出来事としての現在性──対象性に抗して6 家・塔・広──ヘルダーリンと建築訳者あとがき
青弓社
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