社会一般
ミリタリー・カルチャー研究会(著)
B5判 144ページ 並製 定価 3000円+税 ISBN978-4-7872-3494-0 C0036 在庫あり
書店発売日 2021年08月17日 登録日 2021年07月05日
現代日本の市民は自衛隊にどういう意識をもち、役割と活動をどう評価しているのか――。全国規模の無作為抽出による意識調査を緻密に分析し、平和と軍事・安全保障問題の議論の前提にするための客観的・学術的な基礎データを図表・グラフにまとめて提示する。
現代日本の市民は、自衛隊にどういう意識をもっているのか?――平和・安全保障問題に関する討議の前提になる客観的・学術的なデータを得ることを目的にして2021年1月―2月に実施した全国規模の無作為抽出による意識調査の結果を報告する。 平和・安全保障問題をめぐる社会情勢は現在、大きな変動の時期を迎えている。それは2015年の安全保障関連法の成立を端緒とし、それらと憲法との関係、日本の防衛計画・防衛体制のあり方、海外派遣を含む近年の自衛隊の役割と活動をめぐる一連の議論、そして現在の東アジアでの安全保障上の脅威の増大などに至っている。 また、米中対立の先鋭化のなかで、日米軍事同盟やアメリカ軍基地のあり方があらためて問い直されている。 一方で、戦後日本の平和主義の重大な転換点に直面しながらも、「戦争」や「軍事」のリアリティに冷静に向き合った論議は未成熟で深化していない。 そこで、全国規模の意識調査の結果を公開して軍事・安全保障問題の議論の前提や基礎データを幅広い読者に提示する。
はじめに 1 自衛隊への関心・自衛隊の印象(問1~問3) 2 日本の防衛計画・防衛体制(問4~問10) 3 憲法と自衛隊・平和安全法制(問11~問14) 4 自衛隊の人材確保(問15~問17) 5 自衛隊や防衛問題に関する資料・作品・報道(問18~問20) 6 自衛隊の役割と活動(問21~問24) 7 日本の安全保障上の脅威(問25~問29) 8 日米同盟と米軍基地(問30~問33) 9 国家観(自由記述)(問34) 10 回答者の情報行動・支持政党(問35~問38) 付録 回答者の諸属性(問39~問45)
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