青弓社ライブラリー 44
東條 文規(著)
四六判 256ページ 並製
定価 1600円+税
ISBN978-4-7872-3253-3 C0336
在庫あり
奥付の初版発行年月 2006年01月 書店発売日 2006年01月16日 登録日 2010年02月18日
戦前・戦中期の図書館界は、文部省などの行政組織の意向を受け、検閲や思想善導、選書を積極的におこないながら、天皇制を利用して全国に図書館を設置しようと試みていた──。図書館界発展の欲望の高揚と挫折の歴史から、彼らの戦争責任・戦後責任を問う。
序章 行幸啓と図書館
1 「御進講」と行幸
2 皇太子が訪問した図書館
3 行啓記念に設立された図書館
4 嘉仁皇太子と地方改良運動
5 「御成婚記念」の図書館
第1章 大正大礼と図書館
1 日本図書館協会の大礼記念への取り組み
2 『文部省第四十一年報』のなかの図書館
3 大正天皇の即位大礼
4 記念事業の種類
5 大正大礼記念につくられた県立図書館
6 大礼以後の図書館の増加と零細化
7 臨時教育会議
第2章 昭和大礼と図書館
1 大礼を控えて
2 日本図書館協会の大礼記念への取り組み
3 「図書館雑誌」のなかの記念図書館
4 記念事業勧奨の通牒
第3章 「紀元二千六百年」と図書館
1 五日間の祭典
2 全国図書館大会での文部大臣諮問
3 図書館界の取り組み──大図書館そして府県立図書館の設立を!
4 植民地にも記念図書館を!
5 事実上の敗北宣言──戦時の影響を受ける
6 政府の公式事業──図書館は善戦?
7 政府が認めた各地の記念事業
8 記念事業としての図書館建設
9 幻の大阪市立中央図書館
10 閉鎖騒ぎの日比谷図書館
11 政府の公認以外の図書館設立──実現したのはわずか?
12 植民地でも同じように
13 ほとんどが計画倒れに
あとがきにかえて
在庫あり
送料無料162-0801 東京都新宿区山吹町337
電話:03-3268-0381
ファクス:03-3268-0382
●会社案内 ●購入案内 ●プライバシーポリシー ●特定商取引法に基づく表示
●特約店一覧
●リンク
掲載している文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。それ以外のものと青弓社社員によるものの著作権は株式会社青弓社にあります。