コリン・ウィルソンの殺人ライブラリー 3
コリン・ウィルソン(著) / 中山 元(訳) / 二木 麻里(訳)
四六判 208ページ 上製 定価 2000円+税 ISBN978-4-7872-3092-8 C0336 品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 1994年09月 書店発売日 1994年09月30日 登録日 2010年02月18日
迷宮の暗闇のなかに人を誘い込んだ未解決殺人事件の数々──。ポーの小説の題材となった「マリー・ロジェ事件」から、ケネディ暗殺、マリリン・モンローの死の謎まで、著名な迷宮入り事件の全貌に迫り、ミステリーに新たな光をあてる。
第1章 十九世紀の迷宮入り殺人事件 ポーを魅了したミステリー、メアリー・ロジャーズ事件(一八四一年、ニューヨーク) 今なお謎に包まれたブラヴォー事件(一八七六年、ロンドン) 娘は両親を殺害したか──リジー・ボーデン事件(一八九二年、マサチューセッツ州フォール・リバー) 第2章 二十世紀初頭の迷宮入り殺人事件 サマー・ハウス・ミステリー──ルアード事件(一九〇八年、ケント) 新聞広告で犠牲者を募集──ノラ・フラー事件(一九〇二年、サンフランシスコ) ニューオリンズの斧男(ルビ:アックスマン)事件(一九一八年、ニューオリンズ) 第3章 アメリカのミステリー ジャズ・エージの殺人──ジョゼフ・エルウェル事件(一九二〇年、ニューヨーク) 自殺か他殺か──スター・フェイスフルの死の謎(一九三一年、ロング・アイランド) 惨殺されたオカルト宗教の教祖──エヴァンジェリスタ殺人事件(一九二九年、デトロイト) 「アンタッチャブル」も手を拱(ルビ:こまね)いたクリーブランド・トルソ殺人事件(一九三五年、クリーブランド) 誰がケネディを殺したか(一九六三年、ダラス) 第4章 イギリスの迷宮入り殺人事件 家庭内の殺人──クロイドン毒殺事件(一九二九年、ロンドン) 半世紀後に解決されたミステリー──ウォレス事件(一九三一年、リバプール) 虚実の入り混じったハリー・ホワイトクリフ・ミステリー(一九二二年、ベルリン/ドレスデン) 第5章 ハリウッドのスキャンダル 少年愛のディレクターの非業の死──テイラー殺人事件(一九二一年、ハリウッド) ジーン・ハーロー・ミステリー(一九三二年、ハリウッド) テルマ・トッドの死(一九三五年、ハリウッド) マリリン・モンローの死の謎(一九六二年、ハリウッド) ブラック・ダリアの惨(ルビ:むご)い死のミステリー(一九四七年、ロサンゼルス) 第6章 その他の迷宮入り殺人事件 鮫が吐き出した腕──シャーク・アーム殺人事件(一九三五年、シドニー) ケニアの痴情殺人ミステリー──エロール卿殺人事件(一九四一年、ケニア) 剥ぎ取りジャック(一九六四年、ロンドン) ローワー・クイントンの魔法使い殺人事件(一九四五年、ローワー・クイントン) アイデンティティの博物誌──訳者のあとがき(二木麻里)
青弓社
品切れ・重版未定