図書館屋の小さな窓

久保 和雄（著）

四六判 　224ページ　上製
定価　2000円＋税
ISBN978-4-7872-0004-4　C0000
品切れ・重版未定

奥付の初版発行年月　1988年07月
書店発売日　1988年07月29日
登録日　2010年02月18日

紹介

地域生活につながる図書館活動をすすめてきた著者が、典型的な大都市近郊型中都市の窓から眺めた周辺の人々と街、暮らし、日常業務の哲学を、厳しくも優しく、人間味あふれる筆致でつづり、図書館の現状に警鐘を鳴らす。

解説

この商品は非再販本です。ご購入のさいは青弓社にご連絡ください。青弓社（03-3265-8548）

目次

第１章　図書館屋の小さな窓　１　図書館屋の小さな窓第２章　参考室の日々　１　レファレンス・サービス──参考室の仕事　２　きわめて個人的な参考室日誌　３　参考事務あれこれ　４　参考事務における初歩的資料　５　参考事務における初歩的資料──その二第３章　『中小レポート』との並走　１　動く図書館（移動図書館）の活動と地域社会の要求　２　第３回運営研究会／報告　３　奉仕機能と統一書庫と目録の統一──中小公共図書館における問題（１）　４　奉仕機能と統一書庫と目録の統一──中小公共図書館における問題（２）　５　地域社会の要求と蔵書構成──衛星都市における公共図書館の問題　６　一本とられた話第４章　図書館とそれをめぐる人々　１　良識の新鮮さ──石井富之助著『私論・市立図書館の経営』書評　２　竹林先生のこと──思い出すままに　３　仙田先生に学んだこと──規範と自由の止揚　４　公共図書館は何処へ　５　浦さんを悼んで　６　障害者奉仕の前提　７　西沢ち江さんと私　８　地域図書館運営の心解題一九六三年の豊中市市立図書館　堀田 譲

著者プロフィル

久保　和雄（クボ カズオ）

1934（昭９）年、鹿児島県徳之島に生まる〔３月〕。1945（昭20）年、豊中市役所内に図書館併設〔３月〕。1949（昭24）年、豊中市立図書館個人館外貸出開始〔４月〕。1950（昭25）年、豊中市立図書館・自動車による動く図書館〔５月〕。1956（昭31）年、天理短期大学図書館学科卒業〔三月〕22歳。和歌山県立図書館勤務〔７月〕。1959（昭34）年、和歌山県教育委員会学事課勤務〔４月〕25歳。豊中市立図書館、子ども室開設〔７月〕。豊中市立図書館（現岡町図書館）に転ずる〔九月〕。1960（昭35）年、関西大学文学部英文科（２部）卒業〔３月〕26歳。動く図書館利用者の会発足〔10月〕。1969（昭44）年、参考室開設〔11月〕35歳。1975（昭50）年、豊中市立庄内図書館開設〔７月〕41歳。1978（昭53）年、豊中市立千里図書館開設〔４月〕44歳。1979（昭54）年、豊中市立千里図書館へ異動〔４月〕45歳。1982（昭57）年、豊中市立庄内図書館館長〔８月〕48歳。1988（昭63）年、豊中市立岡町図書館副館長〔５月〕54歳。（豊中市立図書館については創立40周年記念文集『市民と共に歩んで』を参照した）。

関連リンク

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上記内容は本書刊行時のものです。