インタビューの概要
本ウェブページにアクセスしていただき、ありがとうございます。当社の刊行物はウェブサイトをごらんください。
さっそくですが、当社から刊行予定の『糖尿病の当事者研究』に収録予定のインタビューに協力していただける20歳以上の当事者の方を探しています。少額ですが、1人あたり5,000円の謝礼もご用意しています。個人情報の公開については全面的にご意向を尊重したうえで、出生地・居住地にはフィクションを交える、匿名化するなどしてプライバシーに配慮します。
以下、企画概要を記しますのでご検討ください。前向きにご検討くださる場合は、当社宛にメールでご一報ください(hayashi□seikyusha.co.jp □を@にしてお送りください)。もちろん、必要でしたら、著者とともにオンラインでご説明します。
なお応募多数の場合には、ご応募くださっても紙幅の都合でインタビューをお願いできないことがあります。本企画の著者・横道誠自身も2型糖尿病とともに生きていて、精神的な困りごとが糖尿病治療の診療では語りにくいという課題を実感しているため、発達障害や精神疾患と2型糖尿病を併せもつ方に関しましては、優先的にお話を聞かせていただきたく思っております。
著者
横道誠(よこみち まこと)
1979年生まれ。京都府立大学文学部国際文化交流学科准教授。京都大学大学院人間・環境学研究科共生文明学専攻(文明構造論分野)、博士(文学)。専攻は文学、当事者研究。著書に『みんな水の中』(医学書院)、『唯が行く!』(金剛出版)、『イスタンブールで青に溺れる』(文藝春秋)、『発達界隈通信』(教育評論社)、『ある大学教員の日常と非日常』(晶文社)、『ひとつにならない』(イースト・プレス)、編著に『みんなの宗教2世問題』(晶文社)、『信仰から解放されない子どもたち』(明石書店)など多数。
「X」:https://x.com/macoto_y
連絡先
株式会社青弓社
編集部 林広二(hayashi□seikyusha.co.jp) □を@にしてお送りください。
TEL 03-3268-0381(平日/9時30分から18時)
本書の概要
企画趣旨
厚生労働省の調査によると糖尿病は、その疑いがある人の割合が男性で2割、女性で1割に達している。60代以上の男性に限れば4人に1が苦しんでいて、まさに国民病といえる。
しかし、意外なほど当事者の声が聞こえてこない。SNS上で発達障害者の「発達界隈」、癌患者の「癌界隈」などは大いににぎわっているが、「糖尿病界隈」はほとんど見あたらない。これにはおそらく、病名に「尿」という語が含まれていることによる気恥ずかしさや、発症メカニズムには未解明の点が多いにもかかわらず1型と2型の違いも十分に理解されないまま「生活習慣病」として自己責任に帰される傾向が強いことなど、当事者への偏見が隠れている。
さらには、過食・拒食と精神の密接な関連は広く知られているにもかかわらず内科だけが担当する病気とされ、臨床レベルで精神科との連携が断たれている。基礎疾患として関連性をよく知られる緑内障・眼底出血などで眼科との連携が密に図られるように、心の問題を含む対処が必要な場合が多いが、適切に認識されていない。
そこで本書は、十分に可視化されているとは言いがたい糖尿病患者の世界を掘り下げ、当事者の実情や抱える問題を広く読者に紹介する。当事者たちへのインタビューもおこない、診断される以前と診断された以後の食生活や精神的ありよう、不安や過食衝動への対処法などに迫る。これらを通じて、当事者のより主体的な生き方を支援する社会のあり方を模索する。
本書の造本など
※以下は仮のもので、変更する場合もあります。
造本:四六判、並製、200ページ見込み
書店発売予定日:未定
電子書籍発売予定:紙の書籍の発売から1カ月後
発行:株式会社青弓社
〒162-0801 東京都新宿区山吹町337
TEL 03-3268-0381/FAX 03-3268-0382
インタビュー内容
病気のことに限らずこれまでの人生の歩みをうかがう予定です。このなかで、糖尿病を発症する経緯や背景、診断後の生活の変化、日々の暮らしの工夫などについてお聞かせいただければと願っています。
もちろん答えにくいものは、お答えくださらなくてもまったく問題ありません。
職歴などの個人情報の公開については全面的にご意向を尊重したうえで、出生地・居住地はフィクションを交える、匿名化するなどしてプライバシーに配慮します。
インタビューの実施時期は1月から3月の間で、時間は1時間から1時間半程度を予定しています。
インタビューはオンラインで実施して、文字起こしのために録音します。録画はしません。録音は本書のためだけに使用して、音声データは文字起こし後に削除します。
また、刊行前に原稿をご確認いただき、修正のご要望があれば反映させます。もちろん、一度インタビューに同意いただいたあとでもお考えが変わった場合は、書籍の印刷前であればいつでも掲載を見送ることができます。
謝礼は、少額で心苦しいのですが5,000円をお支払いします。以上、ご検討いただければ幸いです。
出版社
社名;株式会社青弓社
代表;矢野未知生
会社概要;1981年創業の出版社です。人文書(社会学・歴史・哲学など)や芸術書(映画・音楽・写真・美術・演劇)、文芸書(評論・サブカル・エッセー)などのジャンルを中心に、学術書や評論をこれまで1,600点超刊行しています。
所在地;〒162-0801東京都新宿区山吹町337江戸川橋東誠ビル5階
TEL;03-3268-0381
