2013-06-12

「ヒップホップ」を通して見えてくる世界があるはずだ
――『ヒップホップ!――黒い断層と21世紀』を書いて

関口義人  2003年に青弓社から上梓した『バルカン音楽ガイド』から数えてちょうど10冊目となる今回の本は、なんと「ヒップホップ」がテーマだ。自分でも意外と言えば意外だった。何しろバルカン、ブラス、ジプシー、アラブ、ベリ … 続きを読む

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2013-03-26

占いは人間の営みの一つ
――『占いにはまる女性と若者』を書いて

板橋作美  今日の日本に、占いはあふれている。ところが、占いについて、それを真正面から論じたものはないに等しい。それどころか、私が占いについての本を書くと言うと、周囲から、とくに大学のような「知的」な場所では、うさんくさ … 続きを読む

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2013-03-14

裁判記録の入手だけでも難関が多い
――『逃げられない性犯罪被害者――無謀な最高裁判決』を書いて

杉田 聡  最高裁判決を吟味する作業は大変でした。論理の組み立て以前に、必要な文書類がなかなか手に入らなかったからです。最高裁の判決文自体は、ひとまず最高裁のウェブサイトで比較的容易に見ることができます。  しかし最高裁 … 続きを読む

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2013-03-04

ひとは政治をどのように見ているか
――マーレー・エーデルマン『政治スペクタクルの構築』を訳して

法貴良一  マーレー・エーデルマンは人々の政治に対する意味づけを研究の焦点とする数少ない政治学者のひとりである。本書によれば、政治における指導者や敵、問題は「即自的に」指導者や敵、問題であるわけではなく、政治のアクターや … 続きを読む

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2013-02-01

さまざまなオペラに出合うために
――『オペラ鑑賞講座 超入門』を書いて

神木勇介  オペラを楽しむためのちょっとした「コツ」をご存じですか? オペラに興味をもった人がはじめの一歩を踏み出すとき、その案内役となるように、本書『オペラ鑑賞講座 超入門』ではその「コツ」を書きました。  オペラに興 … 続きを読む

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2012-05-23

互いの理解が「いい音」を生む
――『まるごとヴァイオリンの本』を書いて

石田朋也  一般的なヴァイオリンのイメージはどうも高貴なものらしい。「白亜の大邸宅に響く音色」「深窓の令嬢が弾く楽器」のイメージがあるようだ。現実に、そのイメージを体現する形として絢爛豪華な音楽ホールが建設されるし、美人 … 続きを読む

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2012-05-01

バカバカしいからこそ
――『妖怪手品の時代』を書いて

横山泰子  子ども時代の一時期、手品を練習しては家族に見せていた。父はあまり家にいなかったので、母に見せ祖父に見せ祖母に見せ妹に見せ……と一通り披露したが、同じ芸をやっていると仕掛けがわかってしまうので何度もできないのが … 続きを読む

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2012-03-27

テキヤの生き方
――『テキヤ稼業のフォークロア』を書いて

厚 香苗  できあがったばかりの本書を調査協力者に手渡すために、私は2012年2月24日、東京・墨田区東向島の地蔵坂を訪ねた。最寄りの曳舟駅の改札を出ると、完成を5日後に控えたスカイツリーがすぐ近くにあって、すでに航空障 … 続きを読む

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2012-03-22

〈音楽する〉ことの原点へ
――『同人音楽とその周辺――新世紀の振源をめぐる技術・制度・概念』を書いて

井手口彰典  音楽漬けの学生時代、部活のオーケストラだけでは飽き足らず、夜な夜なDTMで楽曲を自作しては酒のツマミにと学友らに聴かせて悦に入っていた。刺激にもオリジナリティーにも欠ける当時のサウンドを聴き返せば、思わず赤 … 続きを読む

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2012-03-10

アップデートする
――『現代美術キュレーターという仕事』を書いて

難波祐子  原稿を書く仕事は基本的には締め切りがあるものだが、今回は書籍ということで、ある意味、ゆるやかな締め切りだった。だが、展覧会となると、そうはいかない。展覧会の会期はずいぶん前から決まっていて、必ずその期日までに … 続きを読む

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