接吻の博物誌

接吻の博物誌

立木 鷹志 著
四六判 216ページ 上製
定価:2000円+税
ISBN978-4-7872-3228-1(4-7872-3228-2) C0036
奥付の初版発行年月:2004年02月/書店発売日:2004年02月21日

在庫あり
「眼は恋の始まり、唇は恋の終わり」(ダンテ)。古今東西、恋人たちの情熱的なロマンスを盛り上げてきた接吻。唇をはじめ、身体のさまざまな部位へのエロチックな欲望が駆り立てる悦楽のいとなみを、文学や芸術作品、風俗史の森のなかにさぐる異色の文化誌。

著者プロフィール

立木 鷹志(タチキ タカシ)

1947年、埼玉県生まれ。早稲田大学文学部中退。著書『女装の聖職者ショワジー』『毒薬の博物誌』『媚薬の博物誌』『天人戯楽』(いずれも青弓社)、『夢の形をした存在のための黙示録』(沖積舎)、訳書『匂える園』(青弓社)、『大アルベルトゥスの秘法』(河出書房新社)ほか。

目次

はじめに

第1章 接吻の起源
アダムとイヴの接吻/“接吻の起源”十説/南方熊楠の模倣説と動物行動学/接吻の力

第2章 接吻の種類
ローマの接吻三態──習慣接吻、愛情接吻、性愛接吻/部位による接吻分類法

第3章 西洋接吻史I──古代エジプトから西欧中世まで
古代エジプトの接吻/『聖書』の接吻/ギリシャ人と同性愛/ローマは接吻で創られる──ローマ建国/トルバトゥールと「鉄の処女」の接吻/官能のアラビアン・ナイト

第4章 西洋接吻史II──ルネサンスから近代まで
接吻ルネサンス/シェイクスピアの恋情/「大接吻家」セクンドゥスの時代/『エプタメロン』と『好色女傑伝』/淫猥な時代の怪物/ロマン派詩人の時代──ゲーテとバイロン

第5章 日本接吻事情
説話と接吻/天正遣欧使節の青春/秀吉の接吻/大江戸接吻絵巻/「接吻」訳語考

第6章 現代接吻考
自意識と接吻/新しい恋愛のかたち──産業革命と接吻/映画化される接吻/美術に見る接吻──ロダン、クリムト、ピカソ/夢のなかの接吻/接吻の味覚──唇は木の実のごとし

索引
人名・事項索引/書名索引