寺子屋ブックス 16
橋本 秀雄(著)
四六判 194ページ 並製 定価 1600円+税 ISBN978-4-7872-3175-8 C0336 品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 2000年05月 書店発売日 2000年05月31日 登録日 2010年02月18日
現在、誕生の段階で手術によって強制的に性を決定されてしまう半陰陽(インターセックス)児の「性の自己決定」を考える。性には男と女だけでなく多様な形態があることを主張し、同時に半陰陽への対応と支援を詳細にガイドする。
第1章 身体の性とジェンダーを語る 1 私が私を語るまで 2 主張を始めたインターセックス 3 私が私を語りはじめて何が変わったのか?第2章 人間の「十個の性」と「一個の生」──ミルトン・ダイアモンド博士のガイドラインから 1 人間の身体の性とジェンダーとは何か? 2 インターセクシュアリティ──半陰陽の性のありよう 3 性の自己診断と性の自己責任 4 個人としてのアイデンティティの確立「一個の生」第3章 性の自己決定・実践編──ミルトン・ダイアモンド博士のガイドラインから 1 沈黙の陰謀 2 我慢と辛抱は万病のもと──失敗してもええやないか 3 当事者とその家族への支援と対応第4章 性のグラデーション 1 インターセックス・チルドレン(半陰陽児)を語る──私の講演記録 2 日本福祉大学で語る 3 性を人権として語る 4 医療・看護・福祉学生に語る 5 私を語る──「男女共同参加社会事業」とは何か? 6 次世代の子どもたちに語る──大阪府高石市立清高小学校の性教育の実践記録エピローグ──インターセックスの認知を求めてあとがき
青弓社
品切れ・重版未定