島薗 進(編著)
四六判 240ページ 上製 定価 2400円+税 ISBN978-4-7872-1020-3 C0014 品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 1994年04月 書店発売日 1994年04月01日 登録日 2010年02月18日
林立する新宗教教団と多発する宗教「事件」。現代社会にとって教団・宗教とはいったいなんなのか? 天理教、金光教、真如苑、創価学会などを検証し、「支配と従属」の関係と権威主義を問い、そこからの信徒の「自立」の可能性を模索する。
序 宗教教団と自立 【島薗進】 (1)自立とは何か (2)宗教教団と自立 (3)現代の状況から1 近代日本の天皇制国家と天理教団──その集団的自立性の形成過程をめぐって 【李 元範】 (1)教祖時代の天理教 (2)「本席」時代の天理教 (3)管長時代の天理教 (4)世襲管長時代の天理教2 死んだと思うて欲を放して神を助けてくれ──金光教における教団論の形成と宗教伝統の革新 【福嶋信吉】 (1)伝統の形成と教団の形成 (2)教団の自覚と「昭和九・十年事件」 (3)教団とは何か──教団改革と宗教伝統の革新3 女性の自立と新宗教──修養団捧誠会「東京ミセス」の場合 【薄井篤子】 (1)修養団捧誠会における女性 (2)新しい運動としてのミセスのつどい (3)時代のなかのミセス──自立と連帯と4 新宗教における「カリスマ的教祖」と「カリスマ的組織」──真如苑と創価学会を比較して 【ジュマリ・アラム】 (1)異なる二つの教祖タイプ (2)カリスマ的教団と組織の仕組み (3)カリスマ的新宗教の組織原理5 新宗教の大衆自立思想と権威主義──昭和期の教団を中心に 【島薗 進】 (1)新宗教の自立思想への関心 (2)昭和期の教団の自立思想 (3)自立思想を抑制する要因 (4)自立思想の社会的背景と現代あとがき
青弓社
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