渡辺 重夫(著)
四六判 192ページ 上製 定価 2400円+税 ISBN978-4-7872-0021-1 C0000 品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 1996年09月 書店発売日 1996年09月03日 登録日 2010年02月18日
図書館は国民の知る権利の保障装置であり、その自由は守られなければならない──捜査機関や社会的勢力による介入事件などをもとに、図書館のかかえるさまざまな課題を考察する。「図書館の自由」という概念の確立に向けての提起。
まえがき第1章 図書館利用記録とプライバシーの権利──「地下鉄サリン事件」における令状捜査と関連して はじめに 1 プライバシーの権利 2 図書館利用者のプライバシーの権利 3 プライバシーの権利と図書館利用情報 4 「捜査関係事項照会書」による捜査──刑事訴訟法第一九七条二項との関連 5 「捜査押収令状」に基づく捜査──憲法第三五条(捜査・押収令状)との関連おわりに第2章 「思想の自由市場」と図書館資料──富山県立図書館「図録」問題を軸に はじめに 1 富山県立図書館「図録」問題とは 2 図書館資料の提供制限 3 提供制限の「限定化」 4 「図録」問題のその後の推移 おわりに3 子どもの成長・発達と学校図書館──子どもの権利条約と関連して はじめに 1 子どもの権利条約の成立 2 「表現・情報の自由」との関連 3 「マスメディアへのアクセス権」との関連 4 「教育への権利」との関連 5 「余暇・遊び・文化的生活などへの参加の権利」との関連 6 学校図書館利用とプライバシー おわりに第4章 国民の権利としての図書館の自由──介入排除権と図書館資料請求権はじめに 1 『図書館の自由に関する宣言』 2 図書館の自由の基礎としての知る権利 3 図書館の自由の複合的性格 おわりにあとがき
青弓社
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