写真叢書
笠原 美智子(著)
四六判 320ページ 上製 定価 3000円+税 ISBN978-4-7872-7160-0 C0372 品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 2002年11月 書店発売日 2002年11月20日 登録日 2010年02月18日
時代の奔流に写真家は何を視るのか? 戦争、飢饉、環境破壊、そして性差別……。日常に顕在する非対称の視線と対峙して、困難な社会状況から「いま」を切り取る写真家たちにそそぐ熱く静かなまなざし。現代を鋭く批評し、既存の価値観に異議を唱える写真論。
I 風景論第1章 大きな流れに対する杭として──現代写真考第2章 発言する風景──クリティカル・ランドスケープ第3章 ティモシー・H・オサリヴァン──アメリカ風景写真の美学第4章 オキーフの風景II 日本の現代写真第5章 手探りのキッス──日本の現代写真第6章 森村泰昌──肖像(双子)第7章 ボーダー/ボーダレスIII アメリカの写真第8章 アメリカン・パースペクティヴ/アメリカン・フォトグラフィ第9章 ジェイコブ・リース──作為なき写真家第10章 ポール・ストランド──静かなる反骨精神第11章 モホリ=ナジ──バウハウスとニュー・バウハウス第12章 アジェの眼、アボットの眼──モダン・ヴィジョン第13章 アンディ・ウォーホル──リピート、リピート、リピート第14章 アーヴィング・ペン──光と空間第15章 ルイス・フォア──再発見されたプライヴェート・ヴィジョン第16章 ジェームズ・ウェリング──解釈への拒絶と誘惑IV 身体論第17章 ラヴズ・ボディ──ヌード写真の近現代第18章 石内都──皮膚の記憶あとがき初出一覧
青弓社
品切れ・重版未定