2016-01-25

散逸した史料を丹念に収集して
――『帝国日本の交通網――つながらなかった大東亜共栄圏』を書いて

若林 宣  書いているときは夢中で気づかなかったが、こうしてできあがってみると、総論的なものではないどころか、マイナーな話ばかりをあれこれと詰め込んだ変わった本になったように思う。一体、どうしてこうなったのだろう。  本 … 続きを読む

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2016-01-15

私たちの出発点
――『クラシック音楽と女性たち』を書いて

玉川裕子 『クラシック音楽と女性たち』を上梓してから、1カ月半あまりが過ぎた。「あとがき」にも書いたことだが、この本が誕生したそもそものきっかけは、執筆者全員が会員である、女性と音楽研究フォーラムが2013年に結成20周 … 続きを読む

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2016-01-06

赤い楳図、黒い楳図、白い楳図
――『楳図かずお論――マンガ表現と想像力の恐怖』を書いて

高橋明彦  2015年が終わろうとしている。今年は全般的にろくでもない年だったように思うが、私にとっては楳図かずおデビュー60周年に間に合って、デビュー作『森の兄妹』刊行日の6月25日に合わせて本書を発表できたという意味 … 続きを読む

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2015-09-01

軍隊らしからぬ軍隊の魅力
――『軍隊とスポーツの近代』を書いて

高嶋 航  本書のもとになった論文は「菊と星と五輪――1920年代における日本陸海軍のスポーツ熱」(「京都大学文学部研究紀要」第52号、京都大学大学院文学研究科、2013年)と「戦時下の日本陸海軍とスポーツ」(「京都大学 … 続きを読む

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2015-08-07

ボーイズラブは本当に楽しかった
――『BLカルチャー論――ボーイズラブがわかる本』を書いて

西村マリ  自分なりのBL論を書こう。私がそう決意したのは2007年の夏だった。早い話、「ユリイカ」の腐女子マンガ特集(「総特集 腐女子マンガ大系」「ユリイカ」2007年6月臨時増刊号、青土社)に刺激されたのだ。  まず … 続きを読む

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2015-06-26

対抗政治の可能性
――『その「民衆」とは誰なのか――ジェンダー・階級・アイデンティティ』を書いて

中谷いずみ  本書の刊行から約2年が経過した。刊行後すぐにこの文章を書くことになっていたのだが、考えていることをうまく整理できず、ぐずぐずしているうちに時間がたってしまった。この間、さまざまな人から本書の感想をいただいた … 続きを読む

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2015-06-23

原爆投下から70年、広島の祈りから見えてくるものとは
――『8月6日の朝』を出版して

浦田 進 「8月6日、広島。忘れてはいけない日なのに、東京にいるとついつい疎遠になってしまうから、この写真でいろいろな人に伝わるといいなと思う」「戦争はいやだね、夏になるといやなことを思い出す」「線香の匂いがしてくる」「 … 続きを読む

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2015-06-04

これからのスポーツ〈場〉の動きをどう読むか
――『アスリートを育てる〈場〉の社会学――民間クラブがスポーツを変えた』を書いて

松尾哲矢   本書では、スポーツ〈場〉の社会学を標榜する一方で、温故知新ではないが、これまでの〈場〉の動きがわからないままにこれからのスポーツ〈場〉の動きは構想できないのではないか、またスポーツ〈場〉がかかえている現在的 … 続きを読む

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2015-05-08

外骨の声:もう一つの『映像のアルケオロジー』
――『映像のアルケオロジー――視覚理論・光学メディア・映像文化』を書いて

大久保 遼  本書のもとになった博士論文の、そのまたもとになった論文を書いていた頃の話である。長い学生生活の、そのまた延長戦のような日々を過ごしながら、本郷にある地下の薄暗い書庫に通っていた一時期があった。明治期に発行さ … 続きを読む

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2015-04-14

背中を押してくれたこと
――『政岡憲三とその時代――「日本アニメーションの父」の戦前と戦後』を書いて

萩原由加里  かれこれ10年以上に及んだ研究を1冊の本としてまとめる作業は、思っていたよりも骨が折れる作業だった。特に、本書のベースになった博士論文の提出から6年が過ぎている。博士論文の提出後から現在に至るまで、さまざま … 続きを読む

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