2009-04-18

第15回 イダ・ヘンデルの存在感

 東京交響楽団のある奏者と話をした際、私が「最近共演したソリストで印象に残っている人はいますか?」と尋ねたら、その人は即座に「イダ・ヘンデル!」と答えていた。「もう80歳を超えているのに着ている物はぜんぜん年寄りくさくな … 続きを読む

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2009-04-09

第14回 予想以上だったパイクのベートーヴェン

 ある雑誌の「2008年度ベストCD5選」のなかに、私はためらわずクン=ウー・パイク(1946年、ソウル生まれ)のベートーヴェンの『ピアノ・ソナタ全集』(デッカ UCCD-3983~91)をあげた。全集としては近年最も注 … 続きを読む

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2009-02-19

第13回 感動の力作『大指揮者カール・シューリヒト 生涯と芸術』

 シューリヒトに関する国内での初めてのまとまった文献が発売された。それはミシェル・シェヴィ『大指揮者カール・シューリヒト――生涯と芸術』(扇田慎平/塚本由理子/佐藤正樹訳、アルファベータ)である。   シューリヒトについ … 続きを読む

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2009-02-11

第12回 『証言・フルトヴェングラーかカラヤンか』を読む

 昨年、川口マーン惠美『証言・フルトヴェングラーかカラヤンか』(新潮選書、新潮社)を読んでいたが、これについて一度も書く機会がなかったので、今回はこれについて触れてみたい。   帯に「二十世紀最大の巨匠は、果たしてどちら … 続きを読む

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2009-02-10

第11回 ナージャ健在!!!

 ぶったまげた! その言葉がいちばん似合う。2月7日、東京交響楽団の定期演奏会に出演したナージャ・サレルノ=ソネンバーグである。弾いたのはブルッフの『ヴァイオリン協奏曲第1番』、指揮は秋山和慶。   ともかく、こんな破天 … 続きを読む

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2009-02-09

第10回 ムラヴィンスキーを愛した大野弘雄さん、逝く

 大野弘雄(おおの・ひろお)さんが1月23日に亡くなった。享年68。大野さんはアルトゥスから発売されたムラヴィンスキー指揮、レニングラード・フィルの来日公演の音源提供者だった。   大野さんがムラヴィンスキーの公演を録音 … 続きを読む

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2009-02-06

第9回 五味康祐『オーディオ巡礼』(ステレオサウンド)を読む

 これは1980年に出たものの復刊である。五味康祐(ごみ・やすすけ、1921-80)は剣豪小説で知られ、53年に『喪神』で芥川賞を受賞してる。オーディオにも造詣が深く、特にタンノイのスピーカーをこよなく愛したことでも有名 … 続きを読む

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2009-02-01

第8回 クナッパーツブッシュ、1949年のステレオ録音ヨウラ・ギュラーを聴く

 ドリームライフから「クナッパーツブッシュ・スペシャル・ボックス」という2枚組み(RIPD-0002)が発売された。クナッパーツブッシュ指揮、ウィーン・フィル、曲目はハイドンの『交響曲第88番「V字」』、R・シュトラウス … 続きを読む

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2009-01-31

第7回 ヨウラ・ギュラーを聴く

 ヨウラ・ギュラーYoura Gueller(1895-1980)はその昔、「女優にならないか」と誘われたことがあるという。確かに若い頃の写真を見ると、そう言われるのも十分にうなずける。とはいえ、いくらきれいとはいっても … 続きを読む

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2009-01-25

第6回 フルトヴェングラーとトスカニーニ

 戦前戦後を通じて世界中の人気を二分した指揮者がフルトヴェングラーとトスカニーニだったことはあえて強調するまでもない。この両者はお互いを強く意識したことでも知られているが、ある新聞記者が「あなたのライバルは誰ですか? 教 … 続きを読む

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