2009-02-11

第12回 『証言・フルトヴェングラーかカラヤンか』を読む

 昨年、川口マーン惠美『証言・フルトヴェングラーかカラヤンか』(新潮選書、新潮社)を読んでいたが、これについて一度も書く機会がなかったので、今回はこれについて触れてみたい。   帯に「二十世紀最大の巨匠は、果たしてどちら … 続きを読む

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2009-02-10

第11回 ナージャ健在!!!

 ぶったまげた! その言葉がいちばん似合う。2月7日、東京交響楽団の定期演奏会に出演したナージャ・サレルノ=ソネンバーグである。弾いたのはブルッフの『ヴァイオリン協奏曲第1番』、指揮は秋山和慶。   ともかく、こんな破天 … 続きを読む

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2009-02-09

第10回 ムラヴィンスキーを愛した大野弘雄さん、逝く

 大野弘雄(おおの・ひろお)さんが1月23日に亡くなった。享年68。大野さんはアルトゥスから発売されたムラヴィンスキー指揮、レニングラード・フィルの来日公演の音源提供者だった。   大野さんがムラヴィンスキーの公演を録音 … 続きを読む

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2009-02-06

第9回 五味康祐『オーディオ巡礼』(ステレオサウンド)を読む

 これは1980年に出たものの復刊である。五味康祐(ごみ・やすすけ、1921-80)は剣豪小説で知られ、53年に『喪神』で芥川賞を受賞してる。オーディオにも造詣が深く、特にタンノイのスピーカーをこよなく愛したことでも有名 … 続きを読む

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プライバシーをひけらかす人びと
――『ポスト・プライバシー』を書いて

阪本俊生   最近、プライバシーをひけらかす人の話をよく耳にする。集会所の片隅で若いカップルが仲良くしている。彼らは他人がいてもまったく平気といった感じである。電車や教室で鏡を見ながらの化粧直しは言うに及ばず、インターネ … 続きを読む

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2009-02-01

第8回 クナッパーツブッシュ、1949年のステレオ録音ヨウラ・ギュラーを聴く

 ドリームライフから「クナッパーツブッシュ・スペシャル・ボックス」という2枚組み(RIPD-0002)が発売された。クナッパーツブッシュ指揮、ウィーン・フィル、曲目はハイドンの『交響曲第88番「V字」』、R・シュトラウス … 続きを読む

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2009-01-31

第7回 ヨウラ・ギュラーを聴く

 ヨウラ・ギュラーYoura Gueller(1895-1980)はその昔、「女優にならないか」と誘われたことがあるという。確かに若い頃の写真を見ると、そう言われるのも十分にうなずける。とはいえ、いくらきれいとはいっても … 続きを読む

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2009-01-25

第6回 フルトヴェングラーとトスカニーニ

 戦前戦後を通じて世界中の人気を二分した指揮者がフルトヴェングラーとトスカニーニだったことはあえて強調するまでもない。この両者はお互いを強く意識したことでも知られているが、ある新聞記者が「あなたのライバルは誰ですか? 教 … 続きを読む

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2009-01-24

第5回 アイダ・シュトゥッキのこと

 昨年末のこと、レコード会社の担当者から「アイダ・シュトゥッキ(Aida Stucki)というヴァイオリニスト、ご存じですか?」、こう言われて私は反応できなかった。担当者は続ける、「ムターの先生らしいですよ」。渡されたC … 続きを読む

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2009-01-19

メイド・イン・ジャパンのメカなら何でも直すことができる〈日本人〉
――『アメリカ雑誌に映る〈日本人〉――オリエンタリズムへのメディア論的接近』を書いて

小暮修三   まずは、僕がまだアメリカ留学したばかりの頃のエピソードをひとつ。   ある日、大学院生専用図書館のコンピュータ室でデータ処理をしていたところ、近くに座っていたアメリカ人女性が「オーマィガッ!」とPCを前に慌 … 続きを読む

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