人生は満たされない建築で溢れている

人生は満たされない建築で溢れている

鳴海 雅人 著
B5変 138ページ 並製
定価:2000円+税
ISBN978-4-7872-9221-6 C0095
奥付の初版発行年月:2014年04月/書店発売日:2014年04月19日

在庫あり
建築とモノが出合うことで生まれる景色の豊かさを独自の視点から描き出し、建築が人を包み込むときに現れる心の場所の輪郭をなぞる。4つのイシューと19のエッセーが読む者の建築的想像力を刺激し、人生の芳醇さやきらめきをも気付かせてくれる建築随想。

著者プロフィール

鳴海 雅人(ナルミ マサト)

1958年、青森県生まれ。芝浦工業大学建築学科卒業後、1980年に佐藤総合計画(旧佐藤武夫設計事務所)に入社、現在、執行役員、設計室長。日本建築学会、JIA日本建築家協会登録建築家、CASBEE評価委員。主に公共建築のコンペやプロポーザルから設計監理まで、100件以上に関わる。グッドデザイン賞、BCS賞、建築学会選奨、JIA賞、公共建築賞、図書館建築賞、まちなみ景観賞など多数を受賞。共著に『予感の形式』(日刊建設通信新聞社)、『触発する図書館』(青弓社)、『つなぐまちづくりシビックデザイン』(日刊建設通信新聞社)。

目次

プロローグ

人生は満たされない建築で溢れている
 薄暮が茜に染まる 西陽のあたる家
 キャンパス・カンポス・ベリタス
 スフィンクスはエプロンがお好き
 富嶽百景が微笑む バベルの塔
 わき見が人を育てる教室
 魂柱に込めた音が目にしみる

ありえたかもしれない人生のいくつかを失いながら設計図を描く
 天蓋で成立する建築に 生きた証を刻む
 間と人と間
 点と線と 本の森
 装飾の消息
 手のひらに太陽の塔を透かしてみれば
 オリジナルの人間の存在を問うアート
 モデュロールマンが振る舞う建築

愛という言葉を表現できなかった建築のために
 「見掛け」から「仕掛け」る
 オリーブグリーンは紅葉するのか
 そなえあっても うれう ばかり
 一寸先は光
 議論の余地しかない大学図書館
 東京スクレーパーから世界へ

つくる建築につくられる建築の人生

エピローグ

参考文献

鳴海雅人・ポートフォリオ

鳴海雅人・建築作品への旅地図