身体をめぐる映像技術論:1880-1910科学者の網膜

視覚文化叢書 5
科学者の網膜 身体をめぐる映像技術論:1880-1910

増田 展大 著
A5判 350ページ 上製
定価:4600円+税
ISBN978-4-7872-7398-7 C1370
奥付の初版発行年月:2017年03月/書店発売日:2017年03月31日

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19世紀末から20世紀初頭のフランスで、名もなき人々の身体を測定するために写真を中心とする映像技術を駆使した5人の科学者たち。現代から見れば奇妙で荒唐無稽でさえある写真の使い方は、当人たちにとっては人間の感性を可視化する科学的な実践だった。

「写真から映画へ」という映像史からはこぼれ落ちてしまう科学者5人の熱狂的な実践――ポーズや歩き方を捉える連続写真やグラフ法、そしてかたどり――に光を当てる。そして身体をつぶさに観察するため、写真を人間の目=網膜と重ね合わせた「科学者の身ぶり」を掘り起こす。

19世紀末の忘却された映像実践から、多様な映像環境に組み込まれた私たちの感性の変容をも照らし出す視覚文化論の成果。貴重な図版を100点近く所収。


序 章 身体と映像技術
第1章 エドモン・デボネの身体鍛錬術――表層的なものとしてのポーズ
第2章 ジョルジュ・ドゥメニーの歩き方――身ぶりを失うということ
第3章 アルベール・ロンドの連続写真機――フォト/クロノグラフィの間隙
第4章 アルフレッド・ビネのグラフ法――心理を可視化すること
第5章 ポール・リシェのかたどり――世紀転換期のバーチャリティ
結 語 身ぶりの機械

著者プロフィール

増田 展大(マスダ ノブヒロ)

立命館大学・京都精華大学など非常勤講師。専攻は美学・芸術学、映像メディア論、視覚文化論、科学史。共著に『映像文化の社会学』(有斐閣)、『マンガ研究13講』(水声社)、論文に「微生物のメディア考古学」(「叢書セミオトポス」第10号)、「原形質のメディア考古学」(「美学芸術学論集」第10号)など。