クラシック名盤復刻ガイド

クラシック名盤復刻ガイド

松本 大輔 著
四六判 178ページ 並製
定価:1600円+税
ISBN978-4-7872-7383-3 C0073
奥付の初版発行年月:2015年11月/書店発売日:2015年11月07日

在庫あり
歴史的な音源をいま/誰もが聴けるメディアによみがえらせて世界に解き放つ復刻盤。その価値を語り、演奏の醍醐味を熱く紹介し、音楽家が生きていた時代の状況も解説する。「昔の名演奏が聴きたい!」と願うファンに応える待望の名盤復刻ガイド。

版元から一言

世界中のクラシックCDを通販するアリアCDは、LPレコードやSPレコードの消えゆくアナログ名盤をCD=デジタル音源に復刻していて、リリースは60を超えた。それらから厳選した61枚のCDのすばらしい演奏と音楽家の生きざまを解説する。
フルトヴェングラー&ベルリン・フィル/ベートーヴェン『運命』『第4番』、クナッパーツブッシュ&ベルリン・フィル/ブラームス『交響曲第3番』、カラヤン&ウィーン・フィル/チャイコフスキー『悲愴』、クレンペラー&ウィーン響/ブルックナー『ロマンティック』、『マリラ・ジョナス(P)~ショパン『マズルカ』録音全集』『ジャック・ゲステムのヴァイオリン小品集』……。
歴史的な音源を、いま、誰もが聴けるメディアによみがえらせて世界に解き放つ復刻盤のなにものにも代えがたい価値を語り、演奏の醍醐味を熱く紹介し、音楽家が生きていた時代の状況も解説する。「昔の名演奏が聴きたい!」と願うファン待望の復刻盤ガイド本!

著者プロフィール

松本 大輔(マツモト ダイスケ)

1965年、愛媛県松山市生まれ。岡山大学法学部卒。WAVE、HMVのクラシックバイヤー、店長を経て独立。アリアCD店主として現在に至る。愛知大学非常勤講師。メンタルケア心理士の資格をもっていたりする。著書に『どっこいクラシックは死なない!』『まだまだクラシックは死なない!』『やっぱりクラシックは死なない!』『このNAXOSを聴け!』(いずれも青弓社)など。

目次

まえがき

これがウィーンのチャイコフスキー
クリップス&ウィーン・フィル
チャイコフスキー『交響曲第5番』

人間にはこんな力があるのだ
クレンぺラー&フィルハーモニア管
ベートーヴェン『交響曲第5番「運命」』

屈辱と失意のなかから立ち上がるドイツの熱い思い
ハンス・シュミット=イッセルシュテット&北ドイツ放送交響楽団
チャイコフスキー『交響曲第6番「悲愴」』

実はこれこそがシルヴェストリ最大の爆演かも
シルヴェストリ&ウィーン・フィル
ドヴォルザーク『交響曲第7番』

バーンスタイン、成功への長い道のり
バーンスタイン&ニューヨーク・フィル
ハイドン『交響曲第104番「ロンドン」』
メンデルスゾーン『交響曲第4番「イタリア」』

残酷な気配が感じられるのは
カール・ベーム&ウィーン・フィル
シューベルト『交響曲第8番「未完成」』『交響曲第5番』

哀しき「ドイツのオランダ人」
ケンペン&ベルリン・フィル
ベートーヴェン『交響曲第3番「英雄」』

魅力的かつ残酷なる『パリ』シンフォニーを聴け
ジャン・マルティノン&コンセール・ラムルー管弦楽団
モーツァルト『交響曲第31番「パリ」』『第32番』『第33番』

高潔なる快男児!
フリッツ・ブッシュ&デンマーク国立放送交響楽団
ブラームス『交響曲第2番』

音楽の神と二人三脚で創り上げたような
フルトヴェングラー&ベルリン・フィル
ベートーヴェン『交響曲第5番「運命」』『第4番』

この演奏は笑えない
クナッパーツブッシュ&ベルリン・フィル
ブラームス『交響曲第3番』

この時期があるからカラヤンが好きである
カラヤン&トリノ放送交響楽団
モーツァルト『交響曲第35番「ハフナー」』

古き巨匠たちに贈る最新鋭の高性能ミサイル
カラヤン&ウィーン・フィル
チャイコフスキー『交響曲第6番「悲愴」』

エーリヒ、ぶちきれ
エーリヒ・クライバー&アムステルダム・コンセルトヘボウ管
ベートーヴェン『交響曲第7番』

芸術はときにおそろしい
フルトヴェングラー&ベルリン・フィル
シューベルト『交響曲第9番「グレイト」』

ジュリーニはこのころからすでにジュリーニだった
ジュリーニ&フィルハーモニア管
シューマン『交響曲第3番「ライン」』

稀有なる『アイネ・クライネ』
ベーム&ベルリン・フィル
モーツァルト『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』

新たな時代を迎える輝かしい凱歌
カラヤン&ベルリン・フィル
チャイコフスキー『交響曲第4番』

知る人ぞ知るエーリヒの爆裂演奏
エーリヒ・クライバー&ベルリン国立歌劇場管
ドヴォルザーク『交響曲第9番「新世界より」』

神が手を差し伸べた音楽、そして演奏
ケンペ&フィルハーモニア管
モーツァルト『交響曲第34番』

こんな演奏は二度と現れてほしくない
フルトヴェングラー&ベルリン・フィル
ベートーヴェン『交響曲第9番』

どうしてもっと……
モントゥー&ウィーン・フィル
ベルリオーズ『幻想交響曲』

その末路は哀しい
メンゲルベルク&ベルリン・フィル
チャイコフスキー『交響曲第5番』

全盛期に残された栄光の記録
カイルベルト&ハンブルク国立フィル
ベートーヴェン『交響曲第3番「英雄」』

未来の音楽界を託されていた男
カンテルリ&ミラノ・スカラ座管弦楽団
チャイコフスキー『交響曲第5番』

ムラヴィンスキーは「がんばった」
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル
ベートーヴェン『運命』&『田園』

これはこれで面白い
クレンペラー&ウィーン響
ブルックナー『交響曲第4番「ロマンティック」』

聴けば聴くほど、そのすごさがわかってくる
フリッチャイ&ベルリンRIAS響
シューマン『交響曲第1番』

「……天才……」
ピエリーノ・ガンバ&ロンドン交響楽団
『ロッシーニ序曲集』

戦士ストコフスキーの刃が熱く突き刺さる
ストコフスキー&ヒズ・シンフォニー・オーケストラ
シベリウス『交響曲第1番』

もしクララがヴァイオリンを弾いたら
ズザーネ・ラウテンバッハー
ブラームス『ヴァイオリン協奏曲』

この録音でクラシックに目覚め、その後の人生が変わった
フルトヴェングラー&ウィーン・フィル
シューベルト『交響曲第8番「未完成」』

モントゥーのおそるべき置きみやげ
モントゥー&サンフランシスコ響
ベルリオーズ『幻想交響曲』

20世紀最大のピアニストはこの人ではないか
カッチェン&フィストゥラーリ
ラフマニノフ『ピアノ協奏曲第2番』

神話的存在、シュターツカペレ・ドレスデン
コンヴィチュニー&オイストラフ
チャイコフスキー『ヴァイオリン協奏曲』
モーツァルト『交響曲第41番「ジュピター」』

人気ミュージカル作家じゃない
バーンスタイン&ニューヨーク・フィル
ベートーヴェン『交響曲第7番』

文化と伝統を背負う重大な責任と意志がある
コンヴィチュニー&シュターツカペレ・ドレスデン
ベートーヴェン『交響曲第3番「英雄」』

きわめて罪作りな演奏
ミルシテイン(Vn)&バージン&フィルハーモニア管
ブルッフ『ヴァイオリン協奏曲第1番』

間違いなく20世紀最大の神童
ロリン・マゼール&ベルリン・フィル
チャイコフスキー『交響曲第4番』

時代は変わったのだ
カラヤン&ベルリン・フィル
『ワーグナー管弦楽曲集』

ギンペル、やっぱりすごい
ブロニスワフ・ギンペル
メンデルスゾーン&ブラームス『ヴァイオリン協奏曲』

まだ彼女のことを知らないようなら
『マリラ・ジョナス(P)~ショパン作品集』

呪いと嫌悪に満ちた奇怪で醜悪な音楽
クナッパーツブッシュ&ベルリン・フィル
ベートーヴェン『英雄』

『新世界』録音史上最高の名演
アンチェル&チェコ・フィル
ドヴォルザーク『交響曲第9番「新世界より」』

もしフルトヴェングラーが『幻想』を録音していたら
オッテルロー&ベルリン・フィル
ベルリオーズ『幻想交響曲』

まるで妖しい美少年のよう
マルケヴィチ&ベルリン・フィル
シューベルト『交響曲第3番』『第4番』

ベルリンに舞い降りた天使
フリッチャイ&ベルリン・フィル
チャイコフスキー『交響曲第5番』

実はこのラストを聴いてほしい
フルトヴェングラー&ロンドン・フィル
ブラームス『交響曲第2番』

非常識で破廉恥で猥褻で暴力的
クナッパーツブッシュ&ベルリン国立歌劇場管
ベートーヴェン『交響曲第7番』

こんなマズルカがあるか
『マリラ・ジョナス(P)~ショパン『マズルカ』録音全集』

かっこいいのに軽くない。イエス。
ケンペ&フィルハーモニア管
チャイコフスキー『交響曲第6番「悲愴」』

理性と狂気のたぐいまれな融合
シェルヘン&ロンドン響
ベルリオーズ『幻想交響曲』

カラヤンのまっすぐ燃えるような情熱
カラヤン&ウィーン・フィル
ブラームス『交響曲第1番』

ついにこのアルバムをリリースするときがきた
ラインホルト・バルヒェット
バッハ『ヴァイオリン協奏曲集』

自分の棺のなかに入れることになると思う
『ジャック・ゲステムのヴァイオリン小品集』(1)―(3)

想定外の化学反応
フルトヴェングラー&ベルリン・フィル
チャイコフスキー『交響曲第6番「悲愴」』

聴く際はどうかご覚悟を
オスカー・フリート&ソビエト国立交響楽団
ベルリオーズ『幻想交響曲』

祓うことができない憑き物
ケンペン&アムステルダム・コンセルトヘボウ管
チャイコフスキー『交響曲第6番「悲愴」』

音楽とは生きることだったのか
ライトナー&アンスバッハ・バッハ週間音楽祭ゾリステン
バッハ『マニフィカトBWV.243』

あとがき

あとがきのあとに