写真叢書
芸術
吉岡 栄二郎(著)
四六判 240ページ 上製 定価 2000円+税 ISBN978-4-7872-7356-7 C0372 在庫あり
奥付の初版発行年月 2014年08月 書店発売日 2014年08月23日 登録日 2014年06月27日
スペイン内戦や第2次世界大戦に従軍して「戦争と人間」をえぐる写真で世界に衝撃を与えたキャパ。その記念碑的作品『崩れ落ちる兵士』に対する通説を、現地での共同調査も踏まえて根底からくつがえし、撮影場所を特定し兵士を推定して真相を明らかにする。
プロローグ 第1章 パリを発つ 第2章 セロ・ムリアーノ――九月五日 1 七月十八日の蜂起 2 南アンダルシア 3 セロ・ムリアーノ 4 前線に向かう二人の写真 5 アリシアの森 6 銅精錬所のゲルダ 第3章 フェデリコ・ボレル・ガルシアのこと 1 疑惑と反論 2 我が同志“タイノ” 第4章 新たな二人の発見者 1 「エル・ペリオディコ」紙の発表 2 「これが戦争だ!」展と研究者たち 3 ススぺレギ教授の考え 4 もう一人の発見者 第5章 エスペホの村 1 モントロからエスペホへ 2 アルコイの市民兵と出会う 3 『崩れ落ちる兵士』を撮る 第6章 『キャパの十字架』への疑問 1 沢木耕太郎の推理 2 写真の検証 第7章 『崩れ落ちる兵士』のプリント 1 ニューヨーク近代美術館のプリント 2 二枚のプリントの発見 3 『生み出される死』 第8章 ライカとローライ・フレックス 1 縦横の比率 2 ローライ・フレックスとレフレックス・コレレ 第9章 『崩れ落ちる兵士』の真実 1 キャパの説明 2 フィリップ・ナイトリーの攻撃 3 ハンセル・ミースからの手紙 第10章 運命の日 1 エスペホの出来事 2 セロ・ムリアーノの村へ エピローグ 本書に登場する地名・人名のつづりと略解 図版の撮影者と著作権 あとがき
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