芸術
荷宮 和子(著)
四六判 240ページ 並製 定価 1600円+税 ISBN978-4-7872-7261-4 C0074 在庫あり
奥付の初版発行年月 2009年04月 書店発売日 2009年04月10日 登録日 2010年02月18日
宝塚とおたく文化を抜きに社会は語れない! スターにハマった舞台レビュー、女性をめぐる社会状況に鋭く斬り込むエッセー、そして変化してきた女おたくの傾向と宝塚との深い関係……。「いさましい女子供文化評論家」が軽妙な語り口で縦横に論じる宝塚論。
はじめに――「おたく第一世代」の私が「宝塚バカ」を主張する理由 第1章 「宝塚おたく」の日々 イワン・カラマーゾフに萌え!――『カラマーゾフの兄弟』公演評 VIVA!八〇年代!!――『夢の浮橋』『Apasionado!!』公演評 「あなたも微妙路線のファンになってみま専科!?」 第2章 おたくの花咲く頃――宝塚×少女漫画×アニメ×ゲーム×ファッション×ネット…… 「おたく」初心者としてすべきこと 女にとっての「萌え」 「おたくの本懐」は「繰り返し」にある おたく第一世代女から見た「やおい」 ヅカファンにとっての戦時下 年下男に萌え! 「理想」は「現実化」できる ヨン様と宝塚 「昭和レトロ」ブームって何? 雑貨ブームはなぜ終わったのか なぜいま「モテ」なのか 『NANA』で読み解く「日本の少子化」 『オシャレ魔女ラブandベリー』 どうして男の子はおたくになりやすい? 宮崎駿はなぜ手塚治虫に反発したのか 大塚英志は現代思想界の「すぐやる課」である ネットとは「いやったらしい」男たちが互いに互いを癒しあっている場所である――ネットの持つ力の限界 男が罪を犯したのではない、男であることが罪なのだ 第3章 「宝塚×おたく」の現在 JUNE→やおい→BL@ヅカ――我が愛しのエスコバル おわりに――「義侠心」からの宝塚本
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