青弓社ライブラリー 82
社会一般
鈴木 洋仁(著)
四六判 240ページ 並製 定価 1600円+税 ISBN978-4-7872-3375-2 C0336 在庫あり
奥付の初版発行年月 2014年04月 書店発売日 2014年04月30日 登録日 2014年03月14日
元号と時代意識が結び付かず、内実を語ることばが見つけられない「平成」の奇妙なわからなさ・フラットさを、経済・歴史・文学・報道・批評の5つの視点から解き明かし、「平成的とはどのようなことか」に迫る天皇制論抜きの異色の元号・現代社会論。
序 章 『「平成」論』とは何か 1 平成四半世紀 2 本書の構成 3 時代区分の消失 4 「元号」と「西暦」の非対称性 5 「平成」vs「昭和」vs「戦後」 6 「平成」のイメージ 第1章 「平成的」な経済 1 「平成不況」か「バブル崩壊」か「失われた十年」か 2 バブルのイメージ 3 「平成不況」は、いつ始まったのか 4 いつから「失われた十年」なのか 5 「平成的」な経済から歴史へ 第2章 歴史としての「平成」 1 「平成」と「歴史」 2 「元号」と「西暦」の補完関係の消失 3 「平成」における「歴史」 4 「平成史」は可能か 第3章 「文学」における「平成」 1 「平成文学」はどこにある? 2 「文学」はどこにいるか 3 日本語における文学と社会 4 「明治文学」の誕生 5 「平成文学」は可能か 第4章 「平成時代」のニュース 1 個人的な体験 2 ぼくの失敗 3 「ニュースとは何か」とは何か 4 誰が「殺して忘れる」のか 第5章 「平成批評」の諸問題 1 そのことばは誰のために費やされるのか 2 「浅さ」と「深さ」の間で 3 「ゼロ年代」の「評論家」 4 「平成」の「オレオレ批評」 終 章 『「平成」論』とは何か再び 1 再び個人的な体験から 2 本書の社会学的な意義 3 『「平成」論』とは何か 4 個人的な体験へ 参考文献一覧 あとがき
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