混乱する「語り」を問う「アイドル」の読み方

青弓社ライブラリー 81
「アイドル」の読み方 混乱する「語り」を問う

香月 孝史 著
四六判 216ページ 並製
定価:1600円+税
ISBN978-4-7872-3372-1 C0336
奥付の初版発行年月:2014年03月/書店発売日:2014年03月20日

在庫あり
アイドルが一過性のブームではなく文化として根づきつつあるいま、アイドルという芸能ジャンルの特性を、「SNSや現場の重視」「アイドルのパーソナリティの開示」「ファンの承認欲求」という観点から分析して、アイドルを語る言葉をバージョンアップする。

著者プロフィール

香月 孝史(カツキ タカシ)

1980年生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。専攻は文化社会学。共著に『宝塚イズム』シリーズ(青弓社)、論文に「スターシステムと文化の「高級」性の根拠――歌舞伎の社会的地位を事例として」(「社会学評論」第61巻第4号)、「「ハイカルチャーの大衆化」とはなにか――歌舞伎の高尚イメージ形成と「初心者」からの眼差し」(「年報社会学論集」第22号)など。

目次

はじめに

第1章 アイドルという言葉
 1 「国民的」か「一部の熱狂」か
 2 誰でも語りうるものとしてのアイドル
 3 何がアイドルと呼ばれるか
 4 「アイドル」の不確かさ

第2章 アイドルらしさをめぐって
 1 アイドルの語りやすさ
 2 アイドルの主体
 3 “操り人形”としてのアイドルの歴史
 4 「アイドルになる」を選び取ること
 5 「アイドルらしさ」とは何か

第3章 音楽としての「アイドルらしさ」
 1 “低級”音楽としてのアイドル
 2 アイドルのパーソナリティと音楽性
 3 「アイドルらしからぬ」は更新されるか

第4章 アイドルの「虚」と「実」を問い直す
 1 「饗宴」から考える
 2 アイドルのパーソナリティがコンテンツになること
 3 「表」と「裏」の狭間にあるもの
 4 人格を承認しあうコミュニケーション
 5 ネガティブさを捉え返す契機

第5章 「場」としてのアイドル
 1 本書の要旨――アイドルとは何か
 2 アイドルと恋愛
 3 饗宴としてのアイドル

あとがき