学校と家庭でできること高校生・大学生のメンタルヘルス対策

高校生・大学生のメンタルヘルス対策 学校と家庭でできること

石川 瞭子 編著
A5判 186ページ 並製
定価:2000円+税
ISBN978-4-7872-3360-8 C0036
奥付の初版発行年月:2013年08月/書店発売日:2013年08月08日

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高校生の相次ぐ自殺、女子高生の性犯罪被害、精神のバランスを失う大学生――。高校生・大学生のメンタルヘルスの危機を予防し、自己形成に向かわせるために学校と家庭でできることは何か。現場で努力を重ねている9人が、具体的な事例に基づいて提言する。

著者プロフィール

石川 瞭子(イシカワ リョウコ)

日本社会事業大学社会福祉学研究科後期博士課程修了。博士(社会福祉学)、認定臨床心理士。聖隷クリストファー大学社会福祉学部こども教育福祉学科教授。著書に『不登校から脱出する方法』(青弓社)、『子どもの性虐待』(誠信書房)、編著書に『児童・生徒の心と体の危機管理』『スクールソーシャルワークの実践方法』『不登校を解決する条件』(いずれも青弓社)、『性虐待をふせぐ』(誠信書房)、『性虐待の未然防止』(至文堂)、共著に『精神保健学』(中央法規出版)、『「現場」のちから』(誠信書房)ほか。

目次

はじめに――いま高校・大学で何が起こっているのか 石川瞭子

序章 ゆれる高等教育の現場 石川瞭子
 1 気になる数字
 2 かつて学校は希望の象徴だった
 3 かつて家庭は安心と安全の基地だった
 4 安全・安心を脅かしたもう1つの要因
 5 ボーダーレス社会の責任の所在
 6 ネット時代に揺れる学校
 7 筆者の仮説

第1章 高校生・大学生に何が起こっているのか――発達障害と関係性に焦点化して 石川瞭子
 1 高校での危機
 2 大学での危機

第2章 高校生のメンタルヘルスの危機――予防的教育相談による対応 山口権治
 1 1分間カウンセリング
 2 一般教師へのはたらきかけ
 3 ペアレント・トレーニング
 4 ピア・サポート
 5 学校が抱える課題

第3章 高校保健室から見える高校生の危機――親子関係に特化して 遠藤弘美
 1 誰にもわからない苦しさ
 2 「大人はみんな信じない」
 3 自分を変えたい
 4 自立
 5 リストカット
 6 「やめてやる!」

第4章 高校でのスクールソーシャルワーク――高校生の危機と家族関係 佐藤量子
 1 現代の高校生における危機
 2 支援の実際

第5章 大学生のメンタルヘルスの危機――仲間づくりの失敗 篁 宗一
 1 大学生のメンタルヘルスの現状と環境の変化
 2 心の病の実態と早期介入の意義

第6章 薬物問題と大学生活の危機――大学生を対象とした薬物乱用防止対策 高橋佐和子
 1 大学生の薬物使用実態
 2 大学生の薬物への考え方
 3 大学生を取り巻く環境
 4 大学での薬物乱用防止教育の実践例

第7章 大学生活の危機――家族の問題 西岡弥生
 1 現代の大学生の動向
 2 カウンセリングで出会った現代の大学生
 3 大学生活と家庭生活を支える学生相談室

第8章 引きこもり青年の葛藤と危機管理 眞口啓介
 1 引きこもりの現状
 2 事例からの考察
 3 全体の考察

第9章 既存教育へのチャレンジ――心を豊かにする自立教育:広島工業大学高校の取り組み 玉田康荘
 1 設立の思い
 2 自立する力を養う学習システム
 3 生徒から学ぶ――エンカレッジコースのクラス経営
 4 社会への扉を開く学校行事
 5 生徒の変化
 6 カウンセラーの役割
 7 保健室から

終章 高校生・大学生の危機と家庭と学校での危機管理 石川瞭子
 1 事例A(大学生20歳)の事件に至るまでの概略
 2 アグィレラの理論に当てはめたAの事例の検討
 3 現代での社会資源とは
 4 高校と大学の危機管理

おわりに 石川瞭子