青弓社ライブラリー 73
社会一般
増淵 敏之(著)
四六判 236ページ 並製 定価 1600円+税 ISBN978-4-7872-3346-2 C0336 在庫あり
奥付の初版発行年月 2012年11月 書店発売日 2012年11月21日 登録日 2012年10月23日
1960年代から70年代にはサブカルチャーを支え、クリエイターを育んでいた路地裏は、バブル期の都市開発に押されながらも、いままた再創造されている。全国の路地裏をフィールドワークして、路地裏がもつコンテンツ創造の可能性、地域振興の役割を再評価する。
はじめに 第1章 都市論でのバックストリート 1 バックストリートの定義 2 都市論の系譜 3 場所をめぐる議論 4 ストリートまたはその界隈 5 都市の変容と文化的装置 6 バックストリートと猥雑性 7 文化の生産装置としてのバックストリート 第2章 東京における多様なバックストリートの変容 1 東京論の行方 2 創作者たちが集う場所 3 新宿 4 渋谷 5 六本木 6 原宿 7 下北沢 8 秋葉原 9 吉祥寺 第3章 京阪神におけるメディアとバックストリートの関係 1 創造の場 2 京阪神の胎動期 3 東京への一極集中 4 サブカルチャーの勃興とタウン誌 第4章 ポップカルチャー創出の場としての札幌のバックストリート 1 一九七〇年代の札幌 2 田上義也 3 音楽の基盤形成 4 場所の形成 5 文学領域での場所の形成 6 南三条通り 7 札幌のメディア戦略 8 バックストリートの行方 第5章 広島フォーク村から見えるバックストリートの機能 1 広島のバックストリートカルチャーの現状 2 広島フォーク村の誕生 3 第二期広島フォーク村 4 広島中心商店街界隈 5 バックストリートの力 6 アニメなどの映像系アーティスト 7 新たなバックストリートの出現 第6章 福岡におけるバックストリートの拡散 1 ブラジレイロ 2 照和の時代 3 サブカルチャー生成の基盤としての学生の存在 4 現在の福岡での創造の場 5 福岡のバックストリート 第7章 結語 あとがき
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