媚薬の博物誌

復刊選書 4
媚薬の博物誌

立木 鷹志 著
四六判 208ページ 並製
定価:2000円+税
ISBN978-4-7872-3260-1(4-7872-3260-6) C0336
奥付の初版発行年月:2006年08月/書店発売日:2006年08月07日

在庫あり
古今東西、人々を魅惑し、欲望の臨界点に同居しつづける「愛の薬」──。アダムとイブの世界から魔女の塗膏、宮廷の霊薬、仙人の秘薬、江戸の媚薬と性愛学、ドラッグまで、有史以来のさまざまな媚薬の効能とその悲喜劇をつづる、博覧強記の百科全書。

著者プロフィール

立木 鷹志(タチキ タカシ)

1947年、埼玉県生まれ。早稲田大学文学部中退。著書『接吻の博物誌』『毒薬の博物誌』『女装の聖職者ショワジー』(ともに青弓社)、編著『天人戯楽』(青弓社)、訳書『匂える園』(青弓社)、『大アルベルトゥスの秘法』(河出書房新社)、ほか。

目次

媚薬とは何か?──序にかえて

I 楽園の図像学──リンゴとイチジクと蛇
リンゴと愛の享楽/イチジクが人間を喰う?/蛇と永遠の生命

II 『サテュリコン』と媚薬・サテュリオン
トリマルキオンの饗宴/謎の媚薬・サテュリオン/ペトロニウスと媚薬

III 媚薬をつくる魔女
魔女の塗膏/“愛の魔術”/魔術的思考

IV シェイクスピアの博物学
ハムレットの植物学/マンドラゴラと曼陀羅華/シェイクスピアの惚れ薬

V ヴェルサイユの寵姫たち──モンテスパン夫人とポンパドゥール夫人
モンテスパン夫人の媚薬/ポンパドゥール夫人の「霊薬」/サド侯爵の媚薬

VI 仙人の媚薬
徐福伝説/百花繚乱の仙薬/『金瓶梅』と『神農本草経』

VII シャーベットとコーヒー──ハーレムの媚薬
ハーレムの生活/麝香と龍涎香/トルココーヒーの秘伝

VIII 『カーマスートラ』と『四分律蔵』──古代インドの性意識
竜樹の身隠しの術/『カーマスートラ』の性愛魔術/性欲とブッダの戒律

IX 江戸の媚薬と性愛学
性のプロフェッショナル/江戸の「惚れ薬」/江戸の好奇心

X 『裸のランチ』中毒症
ランボーの“感覚の放埒”/バロウズのドラッグ百科/麻薬とアルコール

XI ピン・ナップ・ドラッグ──“イメージ”という媚薬
窃視症者の時代/映像中毒/媚薬としてのピン・ナップ

あとがき

媚薬リスト