青弓社ライブラリー 35
村岡 潔(著) / 岩崎 晧(著) / 西村 理恵(著) / 白井 千晶(著) / 田中 俊之(著)
四六判 228ページ 並製 定価 1600円+税 ISBN978-4-7872-3238-0 C0336 品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 2004年11月 書店発売日 2004年11月20日 登録日 2010年02月18日
家制度・家系意識のために女性が責任を負わされることで、社会から隠蔽されがちな不妊と男性の関係を、歴史的・文化的な背景から浮き彫りにする。生命倫理、アイデンティティ、生殖と性、歴史などの視角から男性不妊の現実を照射する試み。
はじめに 青弓社編集部 第1章 不妊と男性をめぐる問題系 村岡 潔 1 不妊とは何か 2 不妊への新たなアプローチ 3 男性と不妊 4 不妊対処の多元的空間 第2章 男性不妊治療の最前線 岩崎 晧 1 男性不妊症の分類 2 男性不妊症の診断 3 男性不妊症の治療法 4 男性不妊症治療、特に薬物療法における問題点 5 男性不妊症に対する泌尿器科医の役割 第3章 不妊女性を支える男性たち 西村理恵 1 不妊検査・治療の特徴 2 不妊治療を受ける女性の心理 3 不妊治療への取り組みや受け止めの性差 4 不妊治療を受ける女性の心理と、それを支える男性の心理 第4章 男性不妊の歴史と文化 白井千晶 1 明治期までの不妊と男性不妊 2 明治期から一九四〇年代まで 3 一九四〇、五〇年代以降 4 現代 第5章 「男性問題」としての不妊──〈男らしさ〉と生殖能力の関係をめぐって 田中俊之 1 不妊へのまなざし 2 週刊誌における男性不妊をめぐる言説 3 スティグマとしての男性不妊 4 生殖能力とジェンダー・アイデンティティ 5 男性が語る性と生殖
青弓社
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