忠犬物語45話全国の犬像をめぐる

全国の犬像をめぐる 忠犬物語45話

青柳 健二 著
A5判 184ページ 並製
定価:1800円+税
ISBN978-4-7872-2071-4 C0026
奥付の初版発行年月:2017年04月/書店発売日:2017年04月24日

在庫あり
忠犬はハチ公だけではない。雪崩から主人を救った新潟の忠犬タマ公、小樽の消防犬ぶん公、東京のチロリ、郡上の盲導犬サーブ、松山の目が見えない犬ダン、筑後の羽が生えた羽犬……。全国各地の忠犬・愛犬の像約60体をたずね歩き、カラー写真と来歴で顕彰する。

版元から一言

江戸時代の「魔物を退治してくれた犬」や「自分を犠牲にして主人を助けた犬」「主人のかわりにお伊勢参りをした犬」をはじめ、現代では、渋谷の忠犬ハチ公、雪崩から主人を救った新潟の忠犬タマ公、小樽の消防犬ぶん公、日本初のセラピードッグとして活躍した東京のチロリの記念碑、岐阜県・愛知県の主人を守るために交通事故で片足を失った盲導犬サーブ、愛媛県松山市の道徳の教材にも取り上げられた盲目犬ダンの像など、全国各地の忠犬・愛犬の像約60体を紹介する。

ほかにも、山形県鶴岡市で伝説のめっけ(滅怪)犬を祀る「大山犬祭り」など、愛犬と人間の関係性を伝える動物や自然との逸話や日本独特の供養の文化、静岡県磐田市の「しっぺい」や奈良県王子町の「雪丸」、長野県駒ケ根市の「スーパー太郎」などの地元の物語から生まれたキャラクターも写真と文章で描き出す。

著者プロフィール

青柳 健二(アオヤギ ケンジ)

1958年、山形県生まれ。山形大学工学部卒、写真家。メコン川、中国雲南省、アジアの米などをテーマにしたのち、1999年から「日本の棚田百選」の撮影を始め、全国で棚田の写真展を開催する。2006年、棚田学会賞を受賞。2016年、認定心理士の資格を取得。著書に『棚田を歩けば』(福音館書店)、『アジアの棚田 日本の棚田――オリザを旅する』(平凡社)、『日本の棚田百選――米も風景もおいしい私たちの「文化遺産」』(小学館)、『メコンを流れる』『メコン河――アジアの流れをゆく』(ともにNTT出版)、共著に『花咲う――被災地の櫻と復興』(廣済堂出版)、『復活への記憶 東北ふるさとのアルバム』(マガジンハウス)など。2013年から「旧暦棚田ごよみ」(NPO法人棚田ネットワーク)を毎年発行。

目次

はじめに

第1話 北海道小樽市 消防犬ぶん公
第2話 北海道南富良野町 幾寅峠ハチ公之碑
第3話 秋田県大館市 老犬神社の忠犬シロ
第4話 秋田県大館市 秋田犬の里
第5話 山形県鶴岡市 大山犬祭り
第6話 山形県高畠町 犬の宮・猫の宮
第7話 福島県会津若松市 酒井隊士と愛犬クマの像
第8話 福島県須賀川市 市原家の代参犬シロの犬塚
第9話 群馬県太田市 救命犬之像
第10話 群馬県長野原町 犬塚の跡碑
第11話 茨城県北茨城市 忠犬ジョン之碑
第12話 千葉県銚子市 犬吠埼と犬岩
第13話 千葉県君津市 久留里城址の和犬像
第14話 千葉県南房総市 『南総里見八犬伝』の里
第15話 埼玉県秩父市 三峯神社のお犬さまの像
第16話 東京都千代田区 ビルの番犬の甲斐犬像
第17話 東京都千代田区 靖国神社の軍犬慰霊像
第18話 東京都台東区 落語『元犬』像
第19話 東京都中野区 お囲い御用屋敷跡
第20話 東京都台東区 西郷隆盛と愛犬の像
第21話 東京都墨田区 は組新吉の唐犬八之塚
第22話 東京都中央区 名犬チロリ記念碑
第23話 東京都&大阪府 樺太犬の像
第24話 東京都&三重県 忠犬ハチ公と上野英三郎博士像
第25話 東京都港区 乙女と盲導犬の像
第26話 長野県駒ヶ根市 光前寺の霊犬早太郎
第27話 新潟県新潟市&五泉市 忠犬タマ公像
第28話 静岡県三島市 圓明寺の孝行犬
第29話 静岡県磐田市 しっぺい太郎の像
第30話 愛知県名古屋市&岐阜県郡上市 盲導犬サーブ像
第31話 三重県伊勢市 おかげ犬の像
第32話 京都府与謝野町 麻呂子親王の白犬
第33話 奈良県王寺町 聖徳太子の雪丸塚
第34話 和歌山県九度山町 高野山の案内犬ゴンの碑
第35話 兵庫県尼崎市&東京都板橋区 警察犬アルフ号の像と墓
第36話 岡山県岡山市 桃太郎の像
第37話 香川県琴平町 こんぴら狗の像
第38話 香川県善通寺市 犬塚ところころの像
第39話 徳島県阿波市 犬墓大師堂の義犬塚
第40話 徳島県徳島市 モラエスと犬の像
第41話 愛媛県松山市 目の見えない犬ダンの像
第42話 福岡県筑後市 羽犬の像
第43話 大分県九重町 ガイド犬・平治の像
第44話 長崎県大村市 義犬華丸像
第45話 鹿児島県薩摩川内市 西郷どんのツンの像

引用・参考文献一覧

おわりに

ほかにもある主な犬像やお犬さま(オオカミ)像