学校司書という仕事

学校司書という仕事

高橋 恵美子 著
四六判 192ページ 並製
定価:1600円+税
ISBN978-4-7872-0062-4 C0000
奥付の初版発行年月:2017年04月/書店発売日:2017年04月28日

在庫あり
児童・生徒が学校図書館を利用して「自分で課題を見つけて、学び、考え、主体的に判断して、問題を解決する力を育てる」ために、学校司書ができること、図書館サービスの意味などを具体例を引きながら紹介し、学校司書という仕事の重要性を詳しくガイドする。

版元から一言

街から書店が消えつつあり、子どもたちが本と出合える学校図書館の役割はますます大きくなっている。また小学校や中学校で子どもたちが「自分で課題を見つけて、学び、考え、主体的に判断して、問題を解決する力を育てる」ためにも学校図書館の役割が期待されている。3年前に学校司書が法律で位置づけられたことによって、学校図書館は変わろうとしている。

学校図書館の運営と活動の主な内容とは何か(学校図書館法から)。
・図書館資料を収集して、児童・生徒、教員が利用できるようにする。
・図書館資料の分類・配架を適切におこない、目録を整備する。
・読書会、研究会、鑑賞会、映写会、資料展示会などをおこなう。
・図書館資料の利用などを、児童・生徒に対して指導すること。
・他の学校の学校図書館、図書館、博物館、公民館などと緊密に連絡し協力すること。

では、そのために学校司書は何をすればいいのか。長年、学校司書として子どもたちと接してきた経験をもとに、もっともっと学校図書館ができること、それを支える学校司書の実践の歴史、学校司書が担う図書館サービスの意味、などを実例を引きながら紹介し提言する。

著者プロフィール

高橋 恵美子(タカハシ エミコ)

1949年、北海道生まれ。東京学芸大学卒業後、長年にわたって神奈川県立高等学校に学校司書として勤務。現在、東京大学大学院博士課程在籍。法政大学兼任講師、東京学芸大学非常勤講師、日本図書館協会学校図書館部会長。共著に『図書館よ、ひらけ!――授業いきいき学校図書館』(公人社)ほか。

目次

はじめに

第1章 学校司書ができること
 1 小学校の図書館で
 2 高校の図書館で
 3 授業で使う――小学校の図書館で
 4 授業で使う――高校の図書館で
 5 学校司書の仕事とは

第2章 学校司書とは
 1 学校司書とは
 2 学校司書の誕生
 3 学校司書が開拓した図書館実践
 4 学校司書の職務をめぐって
 5 学校図書館法の改正とその後の動き
 6 学校司書の配置状況
 7 学校司書が抱える問題

コラム1 『きつねのししょさんのいちにち』

第3章 学校図書館とは
 1 学校図書館は学校の「心臓」?
 2 学校図書館の使命・目的・機能は
 3 学校図書館が図書館であるということ
 4 学校図書館の図書館サービスとは
 5 図書館機能を大事にする意味
 6 子どもたちの学びを支える
 7 子どもたちの読書やメディア体験を豊かにする
 8 これからの学校図書館

第4章 高校の学校司書
 1 配置率が高い高校の学校司書
 2 はじまりはレファレンス・サービス
 3 レファレンス・サービスから教科との連携へ
 4 教科との連携――2冊の本
 5 予約制度導入へ
 6 図書館サービスに徹する
 7 高校の学校司書の実践

コラム2 学校図書館の日常

第5章 小・中学校の学校司書
 1 高校と異なる小・中学校の学校司書
 2 岡山市の学校司書の活動
 3 学校図書館を考える会・近畿と「ぱっちわーく」
 4 東京都日野市の学校司書配置とその後
 5 千葉県袖ケ浦市の学校司書配置と調べる学習コンクール
 6 山形県鶴岡市立朝暘第一小学校の取り組みが学校図書館大賞に
 7 東京学芸大学附属学校司書による学校図書館活用データベース
 8 小・中学校の学校司書の現在

第6章 学校司書になるには
 1 学校司書に必要な資質は
 2 どんな資格が必要か
 3 レファレンス・サービスとは
 4 学校図書館活動チェックリスト
 5 学校司書の本を読んでおこう
 6 雇用条件を確認する

おわりに