榊原 和子(編著)
A5判 186ページ 並製 定価 1200円+税 ISBN978-4-7872-7246-1 C0374 在庫あり
奥付の初版発行年月 2008年06月 書店発売日 2008年06月06日 登録日 2010年02月18日
澄みきった高音の歌姫、ダンスで魅了するスター、新しい娘役を造形したパイオニア彩乃かなみを送る特集、退団後も舞台で活躍する樹里咲穂へのロングインタビュー、話題作が多かった公演評、「白洲次郎と小林一三」「名古屋公演の歴史」などの論考、ほか。
特集 さよなら彩乃かなみ 離れない、離さない……そして別離――グッバイ、彩乃かなみ●大越アイコ 封印されたスター性●林嗣響子 包容力と自立性のある娘役●松本 幸 彩乃かなみへのオマージュ●榊原和子 小特集 私の思い出のサヨナラ 幸福な悲劇――タカラヅカの真の主人公のための仕掛け●林嗣響子 喪失することの意味●佐藤さくら サヨナラを考察する●榊原和子 公演評[2008・2-6] 花組『愛と死のアラビア』『Red Hot Sea』 「〈文明の衝突〉を超える」という夢●大越アイコ 花組『舞姫』 脚色者の力●松本 幸 花組『メランコリック・ジゴロ』 はじけるダンシング・レビュー●林嗣響子 月組『ME AND MY GIRL』 逆に、“ない”こと●倉橋耕平 愛は格差を超えられるか●大越アイコ ハッピーミュージカルへの変貌●林嗣響子 極上のエンターテインメント●貫田優子 類まれなる「隣の女の子」●石田美紀 雪組『君を愛してる――Je t’aime』『ミロワール』 出演者の芝居魂に守られたハッピーストーリー●松本 幸 星組『赤と黒』 「なぜだ!!」……野望と挫折●大越アイコ ジュリアン・ソレルは共感の対象か●林嗣響子 痛キャラの密室●倉橋耕平 赤と、赤●松本理沙 美しく緻密な言葉が紡ぐ甘美なロマン●松本 幸 星組『ANNA KARENINA』 ただ/一人/悟る●倉橋耕平 宙組『黎明の風』『Passion 愛の旅』 引き剥がされたもの、先延ばしされたものへの戸惑い●柿田 肇 轟悠の存在にもっと仕掛けを●林嗣響子 宙組と“宝塚らしさ”の異効果●佐藤さくら 宝塚音楽学校第九十四期生文化祭「飛び立ちます、今!――スタートライン二〇〇八」 学校生活の終わりとプロ生活の始まり●東 園子 OG公演評 『新・雨月物語』[月影 瞳] 月影瞳の広がるフィールド●榊原和子 『タン・ビエットの唄』[安寿ミラ] 謝珠栄作品と安寿ミラの出会い●榊原和子 『ウェディング・シンガー』[樹里咲穂/初風 諄] 役者の“大きさ”ということ●佐藤さくら 『四人は姉妹』[安奈 淳/久世星佳] 安奈淳と久世星佳のキュートなハイミス●榊原和子 『WILDe BEAUTY――オスカー・ワイルド、或いは幸せの王子』[朝澄けい] 荻田ワールドの美しき住人、朝澄けい●榊原和子 『カラミティ・ジェーン』[湖月わたる] 女優湖月わたるの大きな一歩●榊原和子 『トライアンフ・オブ・ラブ』[朝海ひかる] コケティッシュな女優の系譜●佐藤さくら 『情熱のパソドブレ』[椿火呂花/立ともみ] 椿火呂花、立ともみの退団後初舞台●石井唯衣 OGへのロングインタビュー 樹里咲穂――シンプルで濃い役者へ進行中●聞き手:榊原和子 ガーリィ・タカラヅカへようこそ●高野麻衣 名古屋公演の歴史を振り返る●石井唯衣 タカラヅカというブランド●林嗣響子 白洲次郎と小林一三●石井唯衣 連載 宝塚歌劇のミュージックシーン(4)宝塚歌劇に流れるメロディー その3●戸ノ下達也 タカラヅカと女性学(4)「真ん中に立つ」という魔法……──トップスターであること●大越アイコ
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